週刊『三里塚』
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全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 「天皇祝賀」打ち破れ 5・1メーデーへ 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

週刊『三里塚』02頁(1008号02面02)(2019/01/28)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 「天皇祝賀」打ち破れ
 5・1メーデーへ
 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎

(写真 三里塚新年デモに立つ全学連【1月13日】)

 年が明けて間もなく1カ月、各地で旗開きが次々と開催され、現地では産直野菜の出荷も始まりました。年末から続く乾燥で畑の土はカラカラ、風が強い日には土が舞い上がって空を赤く染めます。赤っ風にはまだ早い、霜が降りて甘くなった葉物にもうひと伸びしてもらうにも、恵みの雨が欲しいところです。
 1月14日、反対同盟の伊藤信晴さんと一緒に都政を革新する会の旗開きに参加しました。ここで、4月の統一地方選で杉並区議に立候補予定のほらぐちともこさんが決意表明を行い、@改憲・戦争絶対阻止・安倍政権打倒、A貧困・格差に若者・女性が声を上げること、B2020年の東京オリンピック反対、C5月1日の天皇代替わり「祝賀ムード」による圧殺を許さないこと、D小池都政の民営化・築地廃止に絶対反対、を焦点にして選挙を闘うと語りました。
 今年の大学キャンパスでの新歓活動、そして杉並での選挙戦は、4月1日の新元号発表―5月1日の天皇代替わりという「祝賀ムード」のまっただ中で闘われます。1月28日に開会する通常国会でも改憲への議論が本格化する時期とも言われ、この春の闘いは、歴史を分かつものです。
 5月1日、動労千葉、関西生コン支部、港合同の3労組はメーデーを断固闘うことを宣言しました。全学連も京都大での闘いを先頭に、逮捕・起訴にも屈せずに闘いを切り開き、もちろん三里塚においても昨年12月20日の反動判決を許さず、市東さんの農地を守り抜いています。安倍政権は、一昨年の施政方針演説で「静かな環境の中で」天皇代替わりを行いたいと打ち出し、その希望が見事に打ち砕かれ、今度は天皇への幻想を弾よけに改憲へと突破しようとしているのです。
 すでにマスコミは「平成最後」を枕詞にすっかりこの「祝賀ムード」を演出する役割を買って出ています。天皇の「人柄」を前面に押し出して無条件容認し、平成を「戦争のない平和な時代」と語らせ、挙げ句の果てには昭和天皇ヒロヒトまで手記や証言を引き合いに出して「生前の苦悩」を演出し、持ち上げ出す始末です。天皇制の下でどれだけの人々が戦争に加担させられ殺されたのか、この30年間国内での階級戦争でどれだけの労働者が死に追い込まれ、今も沖縄や福島でどれだけの人が苦しんでいると思っているのか。本当に怒りに堪えません。
 ところで、みなさんは三里塚闘争と天皇の関係についてご存じでしょうか。成田空港予定地には御料牧場が含まれていたこともあり、闘争初期には老人行動隊が先頭になって宮内庁へ空港建設反対の申し入れと皇居前への座り込みを行っています。この際、宮内庁は「率先して引き払うことはない」と回答しますが、1969年8月、反対運動が激しく闘われる中で御料牧場は閉場、空港建設に率先協力する態度を明らかにしました。天皇への幻想がはぎ取られたことも、人民の力に依拠する闘いに発展していく一つの契機になっていきます。
 「軍隊は国民を守らない」これが歴史の教訓です。そして、天皇による「救済」で民衆が救われた試しはありません。すべての労働者・農民・学生は5月1日、ともにメーデーに立ち、誰が社会を変える力を持っているのかをはっきりと示しましょう。杉並選挙でのほらぐちさんの勝利をかちとり、彼女に続く青年・学生のリーダーをつくり出しましょう!