週刊『三里塚』
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全国農民会議が第7回総会 現地調査し農地死守誓う

週刊『三里塚』02頁(1010号01面03)(2019/02/25)


全国農民会議が第7回総会
 現地調査し農地死守誓う

(写真 秋山事務局長が南台農地で解説【2月16日】)

(写真 全国農民会議第7回総会が成田市で開催された【2月17日】)

(写真 共同代表の鈴木光一郎さんが市東さんにカンパと檄布を手渡した)


 2月16日〜17日、全国農民会議第7回総会が成田市で開かれ、沖縄から福島まで全国各地から40人以上が参加した。三里塚反対同盟・市東孝雄さんと連帯し、全国農民の力で農地強奪を阻止する決意を固めた。
 16日、午前11時半、市東さん宅離れ前に集まった仲間は、太郎良陽一決戦本部長がいれたコーヒーをいただきながら、現闘の説明を受けた。
 市東さんがあいさつした。「ここにある滑走路も誘導路も自分が天神峰に帰ってきてからできたもの。裁判で国やNAAは、空港が出来ることがわかって帰ってきた私が悪いと言っている。親の代からの土地を守ることが自分の生き方。これからもここで耕し続ける」
 続いて、太郎良さんが「これだけ多くの人が現地を訪れてくれて本当にうれしい。ぜひ現地の状況を地元の仲間に伝えてもらい、みなさんとスクラムを組んで闘いたい」と呼びかけた。
 その後、現闘の案内で現地調査を行った。市東さんの自宅と畑、萩原さんの畑、B滑走路の南進を阻む東峰墓地、東峰神社、滑走路東側に突き刺さる開拓道路、岩山記念館や第3滑走路予定地と地元住民が建てた看板などを見学。全国農民会議事務局長の秋山和雄さんはB滑走路の誘導路を「へ」の字に曲げる南台の畑で「金をもらって移転した人たちの多くは悲惨な末路をたどった。この畑で一本百円の大根を作って生きると宣言する市東さんと連帯しよう」と参加者に呼びかけた。
 午後6時半から開かれた交流会には、反対同盟から市東さん、太郎良さん、伊藤晴信さん、宮本麻子さんが駆けつけ、現闘もさらに数名が合流。参加者全員が自己紹介し、数十年ぶりに現地を訪れた感想や三里塚闘争への思いが語られ、大いに団結を深めた。

生きるため闘う

 2日目は共同代表の鈴木光一郎さんの「三里塚絶対勝利へ、総会の成功をかちとり、今年の闘いに打って出よう」というあいさつから始まった。
 続いて、市東さんが「みなさんの力を借りて三里塚は50年以上勝利的に闘っている。ますます大きくして闘いたい」と決意を語った。千葉県労組交流センターの連帯あいさつの後、議長を選出し、秋山事務局長が議案の提起を行った。農民の生活を根本から破壊している安倍農政を徹底的に批判するとともに、「農民だけでなく、労働者すべての民衆にとっても、今の社会に未来の展望がない。資本主義に代わる新しい社会をつくる立場に立たない限り、日本の農民に未来は見えない」と提起した。
 討論では、沖縄支部が基地建設反対の県民投票からゼネストへと向かう状況を報告。岡山支部は、「西日本豪雨被害は『選択と集中』の新自由主義による人災。国は資本を守っても国民を守らない」と弾劾。山梨支部は、福島の子どもたちへの保養の取り組みを報告。千葉支部は、徹底的に安く買い叩かれ自ら命を絶つ花農家の現状を訴えた。小千谷支部は、種子法廃止との闘いを紹介した。
 討論の最後に共同代表の小川浩さんは、「三里塚や真備町での水害、花農家の現実は全国農民の置かれている現実そのもの。農家はそれぞれ一生懸命やっているが、新自由主義の世の中を変えるしかない。全国農民会議を組織拡大し、これが農民の生きる道だということを示したい。今までの延長ではなく、今日を新しい出発点にしよう」とまとめ、議案は拍手で採択された。
 「市東さんの農地を守り抜き、反対同盟とともに闘う」特別決議を採択し、カンパと檄布を市東さんに手渡し、総会を締めくくった。