週刊『三里塚』
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農地死守・強制執行阻止!空港機能強化粉砕を 3・31全国集会成田市赤坂公園へ 「安倍政権今こそ倒す時」 反対同盟4氏がアピール

週刊『三里塚』02頁(1011号01面01)(2019/03/11)


農地死守・強制執行阻止!空港機能強化粉砕を
 3・31全国集会成田市赤坂公園へ
 「安倍政権今こそ倒す時」
 反対同盟4氏がアピール

(写真 耕作権裁判で千葉地裁に迫るデモ【2月18日】)

 三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける3・31全国総決起集会まで残り3週間を切った。沖縄県民投票勝利のうねりを実力闘争の爆発へ! 新たな段階に突入した市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行阻止決戦の勝利、安倍政権の改憲攻撃の先取りでもある空港機能強化策(第3滑走路建設・空港の24時間化)粉砕に向け、反対同盟作成のカラービラを活用して職場・キャンパスの仲間に全力で参加を呼びかけよう。反対同盟事務局の4氏から3・31全国集会大結集を呼びかけるアピールをいただいた。

農業は私の生き方
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 日ごろのご支援に心から感謝しています。
 私の農地をめぐる請求異議裁判で千葉地裁・高瀬順久裁判長は、強制執行を行ってよいとするまったく不当な判決を下しました。私は直ちに控訴し、裁判は東京高裁に移りました。
 もともと判決に大きな期待をもっていたわけではありませんが、内容があまりにもひどいもので、心底から怒りを抑えることができません。
 判決は、祖父の代から我が家が約100年、この天神峰の地で農業を続けてきたことについてまったく無視し、農業よりも空港を整備する方が公共性があると言い放ちました。また、私が離作補償をもらえば今の農業収入の100年分以上になるとか、借地で農業をやってきた者には権利の消滅があって当然などと言い放ちました。この判決は、農民としての私の生き方を完全に否定し、空港のために犠牲になれと言うのです。絶対に認めることはできません。
 私はNAAが何を言おうと裁判所がどんな判決を出そうと、今までどおりこの地で農業を続ける、それが自分の生き方だと確信しています。
 私は自分がつくる完全無農薬・有機栽培の野菜に誇りを持ち、それをみなさんに食べてもらうことに生きがいを感じています。そして全国の農民はそれぞれ苦労しながら、一生懸命自分の農業に取り組んでいます。
 安倍政権は、そうした農民の努力を踏みにじり、競争をあおって農家が生きる道を閉ざし、新たなもうけ口として農業を大資本に差し出そうとしています。
 安倍は、これまでの隠ぺい、改ざん、偽装などが次々と暴かれ、沖縄県民投票では辺野古基地建設への明確な反対の意思が示され、大きな打撃を受けています。それでも戦争・改憲と基地建設をやめようとしません。私に対する農地取り上げと、成田の第3滑走路建設・空港機能強化も、そうした流れの中でかけられている攻撃だと思います。
 反対同盟は、全国の労働者・農民・学生・市民とともに、そして国策と闘う沖縄・福島と連帯して、今こそ安倍政権打倒をめざして立ち上がります。3・31全国集会へのみなさんの結集をお待ちしています。

新滑走路阻止する
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 請求異議裁判の判決は本当に不当きわまりないものでしたが、三里塚は53年、空港開港から41年、「農地死守」の原則を守り抜いて今日まで闘ってきました。不屈・非妥協に闘う限り、私たちは必ず勝てると確信をもって言えます。
 安倍政権のもとで、改憲と戦争政策が進められ、労働者・農民は命と権利を削られ、収入が減り生活苦を強いられてきました。安倍を今すぐ倒したいという声が、全国で沸き起こっています。
 沖縄県民投票では「辺野古移設反対」が圧倒的多数を占めました。いや、賛成票を投じた人も普天間基地問題を悩みながらの一票であろうし、沖縄の人びと全員が、基地と安倍にノーを突きつけたに等しい。
 なのに安倍のあの居直りぶりは何だ! 絶対に許せない。
 関西地区生コン支部の組合員に対するたび重なる弾圧は、不屈に闘い続ける者をつぶしてやるという国家権力の意志の表れです。しかし、弾圧を恐れずに先頭で闘う者がいれば、人民は必ずともに立ち上がります。
 「空港機能強化」によって住民の追い出しと生活破壊、騒音地獄の拡大、農地・山林・水系の大規模破壊が現実のものとなります。第3滑走路の建設など絶対に阻止しなければなりません。
 この空港による「経済効果」と、市東さんという一人の農民の人権。どちらを選ぶべきかは明白です。一人の人権を守ることがすべての権利を守る闘いであり、三里塚はそれを実践してきました。
 ほどなく東京高裁での控訴審が始まるでしょう。そして耕作権裁判をはじめ、すべての裁判がひとつにつながり、市東さんの農地を守る重大な闘いとなっています。
 強制執行の停止決定を出させるために担保金を千葉地裁に250万円、東京高裁に100万円支払わなければなりませんでした。裁判を闘い、強制執行阻止の実力闘争を準備するために、現実に資金が必要になっています。ぜひ反対同盟の呼びかける400万円カンパ運動に応え、周りの人にも広げてください。
 3・31全国集会に大結集しましょう。闘う労働組合と団結し、沖縄・福島と連帯し、三里塚は必ず勝利します。

住民の決起と共に
 事務局員 伊藤信晴さん

 沖縄県民投票で、辺野古への基地移設に対して県民の反対の声が明白に突きつけられました。
 沖縄は「金よりも命」をはっきりと選択したのです。これは現在の市東さんの闘いと相通じるもので、三里塚が沖縄と連帯してますます力強く前進する展望を表しています。
 そしてこの2月、自販機運営会社のスト、京成バスのストに大きな反響と支持の声が寄せられました。
 動労千葉や関西地区生コン支部の闘いが力強く前進し、階級的労働運動がいよいよ真価を発揮しようとする中で、国家権力の激しい弾圧が関生支部に襲いかかっています。福島を先頭とする、帰還強制・原発再稼働の攻撃との闘いも重大局面です。そういう情勢の中で3・31集会を迎えようとしています。
 成田空港の機能強化をめぐっては、4者協の合意という形で、A滑走路の深夜0時までの運用時間延長が10月末から実施されると決められました。住民の声を一切踏みにじっての大暴挙です。
 かつて脱落派をとりこんだシンポ・円卓会議において、政府・空港公団は「謝罪」「反省」のポーズをとり、「対立構造の解消」「空港と地域の共生」を演出しました。それは、周辺市町を完全に空港推進の立場に組み敷き、特に元反対同盟の相川勝重芝山町長を空港推進の完全な手先に仕立てる結果となりました。
 だがそうした彼らにとって、今も市東さんの「農地死守」の闘いが営々と続き、空港周辺住民も次々と騒音と空港拡張に反対して立ち上がっている事態は、絶対にあってはならないものなのです。われわれは彼らに大打撃を与えている闘いの地平に、ますます自信と手応えを感じています。
 人間としてのつもりにつもった怒りが、戦争を阻止し、この社会を根本から変える力です。労働者、農民、学生、市民のみなさんが全国からその力を持ちよって、3・31集会に集まることを心から訴えます。

改憲阻止の先頭で
 事務局員 太郎良陽一さん

 決戦本部として市東さんの農地を守る闘いを全国に呼びかけ、裁判闘争を熱いエネルギーをもって闘えました。不当判決直後に強制執行が襲いかかってくることが予想され、体を張って闘おうと24時間体制で監視・座り込みをやりました。そこで市東さんを先頭に絶対に守り抜くという気持ちが作られ一つの核ができました。三里塚闘争がふたたび覚醒したからこそ、裁判所も執行停止を認めざるを得ない力関係が築かれたと思います。決戦本部を打ち立ててやってきたことが一つ実現できました。さらに反対同盟農民だけの問題でなく、ここに権力の横暴と闘う場所があるんだと呼びかけ、広げていきたい。
 国やNAAはシンポ・円卓会議で「三里塚闘争は社会的に終わった」としたかったでしょうが、実際は攻撃も闘争も終わっていません。国は24時間の完全な巨大空港を造ろうとしています。これは単に「機能強化」ではなく空港拡張であり、新空港建設です。これまで反対同盟が空港絶対反対で闘ってきたことは正しかったと思います。
 沖縄でもあれだけ民衆が反対しても工事を強行しています。じゃあどうするのか。やっぱり三里塚闘争です。成田空港建設では、嘘八百を並べて民主主義の手法を使うと言いながら、しかし、やっていることはごり押しです。反対同盟はそういう空港建設の暴力的な姿を暴き、東峰・天神峰の地域を守りながら、空港建設絶対反対で止めてきた。そこに力があります。機能強化=空港拡張計画に対して攻勢的に闘う絶好のチャンスとして、反対同盟も転換をしなくちゃいけない。攻めの3月集会です。
 改憲は何が何でも止めなくちゃいけない特別な課題。三里塚が改憲阻止闘争の先頭に立ちます。三里塚は単に農地を守るだけの闘いではなく「反戦・反核の砦」(北原鉱治事務局長)であり、「霞が関に攻め上ろう」(萩原進事務局次長)と先輩方が訴えてきたからこそ53年続いてきました。3・31集会に大結集し、それを突破口に、安倍政権の改憲攻撃と真っ向から闘う勢力として東京高裁での闘いを全力でやろう。新空港建設をつぶしていく拠点としてもある東峰・天神峰を守り抜くために、スクラムを組み体を張って闘おう。

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400万円カンパ集めよう

〈郵便振替〉
 00130―0―562987
 三里塚芝山連合空港反対同盟
〈銀行口座〉
 みずほ銀行成田支店 普通預金 
 2074135 イトウノブハル

(写真 反対同盟のカラービラを活用しよう!)