週刊『三里塚』
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団結街道

週刊『三里塚』02頁(1021号01面07)(2019/08/12)


団結街道


 福島第一原発事故によって大量の放射性物質がばらまかれ、今も子どもたちが外で思う存分遊ぶことができない現状は許せない▼保養から帰ってきた行動隊に、福島の子どもたちと遊んだという割り箸を使った輪ゴム鉄砲を見せてもらった。懐かしく小学生の頃の記憶がよみがえった▼他にどんな遊びをしたのかと尋ねると、「鬼ごっこが人気だった」と。「高鬼」「氷鬼」「色鬼」「鉄鬼」「どろけい」……。バリエーションは様々だが「ごっこ遊び」は「しりとり」「宝さがし」と並ぶ世界共通の三大遊び(松岡正剛)だ▼国境・世代を越えて引き継がれてきた遊びこそ人間の本質的活動であり、遊ぶ人(ホモ・ルーデンス)は作る人(ホモ・ファーベル)よりも先だとヨハン・ホイジンガは述べた。ロジェ・カイヨワはさらに、「競争」「運」「模擬」「眩暈(めまい)」が遊びの4つの性質とし、そのミックスも含め遊びの内容と種類を整理。生存すること以上のエネルギーの過剰が遊びを生み、文化を生んだと言う▼しかし、現代のブルジョアジーのマネーゲーム(遊び)は文化を破壊し、生存も許さないほどエネルギーを奪い、子どもたちの遊びの場すら奪っている。10年ほど前に筆者が子どもの頃に慣れ親しんだ公園の遊具が撤去された。首吊り自殺防止のためだそうだ。逆だと思う。子どもの未来を食いつぶし過労死・自殺に追い込む社会はいらない。遊び場・遊具を返せ!