週刊『三里塚』
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団結街道

週刊『三里塚』02頁(1025号01面05)(2019/10/14)


団結街道


 香港で抗議活動をする高校生を警察が発砲し実弾で撃ち抜いた。断じて許すことはできない。若者を説得する言葉を持たない支配者たちはついに命を奪う行動に手を染めた▼「いちいち適法かどうか確認しないと逮捕できないのでしょうか?」全学連大会襲撃事件に対する国家賠償請求裁判で証人として引っ張り出された警視庁公安部の西澤雄の発言に傍聴者は耳を疑った。「山本清仁警部補は違法行為をするはずもありません」その山本に歯向かう防衛隊の「○○くんを逮捕したいと思いました」▼やたらとピストルを撃ち、法律を歯牙にもかけず「逮捕する」と叫ぶ警察官。故赤塚不二夫さんの漫画『天才バカボン』の「目玉のお巡りさん」そのものではないか▼赤塚さんは、1968年の10・21新宿騒乱における熱気(彼の仕事場は新宿だった)と同年12月の3億円強奪事件(戦後最大の未解決事件の一つ)を口実にした学生活動家などへの警察のデタラメな犯人捜索に着想を得てデフォルメ化したキャラクターを産み出した。父親が満州で憲兵だったことも影響しているという▼赤塚さんは、71年の三里塚強制代執行決戦の過程で現地を訪れ、動労千葉のジェット燃料貨車輸送阻止闘争を応援する漫画も描いている。時代と呼吸し、ギャグ漫画というジャンルを作り、「ギャグゲリラ」を叩きつけた赤塚さん。支配者が突きつける「ギャグ」ではすまない現実に新たな「ゲリラ」を。