2008年5月12日

東京 ダラ幹に怒りが爆発 青年労働者がビラまき 5月1日のメーデーに

週刊『前進』06頁(2342号2面4)(2008/05/12)

東京 ダラ幹に怒りが爆発
 青年労働者がビラまき

 全世界の労働者階級の闘いの日である5月1日のメーデーに、全世界の闘いに連帯し、日本においても闘う青年労働者を先頭に「労働運動で革命をやろう」と全労協と全労連のメーデーに登場し、ともに闘いぬいた。
 連合は2001年以来中央メーデーの5月1日開催を放棄し、4月26日に代々木公園で中央メーデーを開催、4万5千人が参加した。全労協と全労連は5月1日にメーデーを開催、全労協は日比谷野音に1万2千人、全労連は代々木公園に4万4千人を集めて中央メーデーを開催した。

 第1章 ●青年労働者が訴え

 全労連の中央メーデーに宣伝活動が取り組まれた。(写真)
 会場入り口でマル青労同の青年労働者が「もうガマンの限界だ!」と書かれたビラを配り、「労働者の団結で社会を変えよう、5・15沖縄闘争からサミット決戦に決起しよう」と参加者に熱烈に訴えた。全国労組交流センター医療福祉部会も後期高齢者医療制度反対のビラまきを行った。
 東京北部の福祉労働者連帯ユニオンなどは会場内で「洞爺湖サミット粉砕」「労働者の団結で革命しよう」のビラ配りを行った。ビラまきの過程で、「なぜ全労連系の病院が革命なんだ?」と受け取りを拒否した参加者もいたが、「がんばって下さい」と声をかける参加者も現れるなど、新たな分岐が始まっている。
 全労協メーデーにもマル青労同、全国労組交流センターなどの青年労働者が登場し、ビラまきと宣伝活動を行った。
 署名に応じた区職労の青年労働者は、「区長が入所式で今後区職員を半分にすると宣言した。新採の労働者は皆、のけぞった。自分たちの職場が定年まであるとは思えないが、組合は何もしない」と、公務員制度改革攻撃への危機感とダラ幹への怒りを表明。

 第2章 ●体制内労組の裏切り

 今年のメーデーは労働者階級の怒りと闘いの始まりを力強く感じさせると同時に、そうであるほど体制内労働組合指導部の屈服が激化していることを鮮明に示した。
 連合会長の高木は、ペテン的に非正規職問題を取り上げながらも、新自由主義攻撃の先兵である舛添厚労相や民主党の小沢代表と肩をならべエールを送るなどその裏切り性を明らかにした。
 全労協メーデーで主催者あいさつを行った国労東京地本の石上委員長は、労働者階級の闘いの基軸をなす国鉄闘争について、JR各社と国労との和解を自己賛美し、「JR不採用問題は4者・4団体による政治解決の道が開かれてきた」と1047名闘争解体の姿勢をむき出しにした。
 全労連メーデーでは、全労連の坂内議長も日本共産党の志位委員長も「政治を変えよう」と言って労働者階級の怒りを体制内に押しとどめ、日本共産党への投票行動に集約しようという反革命的姿勢を露骨にした。
 全世界の労働者階級のメーデー決起は、まさに世界が革命情勢にあることを告げ知らせている。メーデーの闘いからサミット粉砕へ攻め上ろう。