2008年6月 2日

コミューン7月号 イラク石油労働者の闘い

週刊『前進』08頁(2345号4面3)(2008/06/02)

コミューン7月号
 石油労働者の闘い

 占領下のイラクで、マルクス主義的な階級的労働運動が巨大な姿を現しつつある。石油・港湾・電力、鉄道、教育などのイラクの戦略的産業の労働者たちが、占領支配を打倒し、労働者のための社会をつくる革命的な闘いを開始したのだ。しかも、イラクの労働者は、侵略戦争を仕掛け、占領支配を継続している米英帝国主義国の階級的労働運動と連帯して帝国主義体制そのものを根底から揺り動かす偉大な闘いを開始している。それは中東と世界の階級闘争のあり方を根本的に変え、世界革命に向かって巨大な展望を切り開くものとなっている。
 特集は第1章で、占領開始から今日に至る石油労働者の闘いの全貌(ぜんぼう)を明らかにしている。占領軍、イラク政府軍、宗派至上主義的民兵組織の暴力と対決して、階級的労働運動を貫いている感動的な姿を浮き彫りにしている。
 第2章では、米帝のイラク占領支配の崩壊的危機の現状を明らかにするために、07年の米軍増派以降のスンニ派地域および南部地域での情勢の激変を分析している。
 第3章では、イラク侵略戦争に全面的に参戦している日帝・航空自衛隊の活動の実態を暴露している。
 討論資料では、前号で明らかにした西欧のストライキ情勢のその後について分析している。