組合自らが「生産性運動」を宣言 JP労組第1回大会で情宣
週刊『前進』06頁(2348号5面2)(2008/06/23)
組合自らが「生産性運動」を宣言
当局と結託する執行部に怒り
JP労組第1回大会で情宣
「俺たち労働者は使い捨てのペットボトルではない」(雇い止め通告を受けた非正規職労働者)
6月18日、全国から集まった労組交流センターを始め闘う全逓労働者の仲間は、JP労組(日本郵政グループ労組)第1回大会の会場となった北海道立総合体育センター前に登場、約1千人の代議員や傍聴者にビラを手渡し、「民営郵政支える連合JPを打倒しよう」「世界の労働者とともにストライキで闘おう」と、戒厳態勢下の札幌でサミット粉砕を訴えた。
今回のJP労組大会は、全国の現場で噴きだす民営郵政の破綻(はたん)に対し、労働組合が自ら「生産性向上運動の推進」(大会議案)を宣言し、JP資本当局と完全に一体となって現場労働者の怒りを封じ込めるための大会となった。
仙台S局で雇い止め通告を受けた青年労働者は「雇い止めとは、お前はもう生きなくていいという通告。現場労働者を見捨てる労組って何ですか」と怒りをたたきつけた。大阪から参加した労働者は「超勤地獄はJP労組執行部が当局とぐるになった結果。彼らを打倒し、物ダメストで闘おう」と呼びかけた。
大会でJP労組は、郵政当局の2万4000人首切り計画に言及もせず「会社あっての労働者だ」と公言した。これに全党派が屈服・沈黙するなか、唯一、動労千葉とともに闘う勢力だけが全国の現場労働者の怒りを体現した。