2008年8月 4日

7・27三里塚 10月全国集会へ 反対同盟 “労働者と結び農民を組織”

週刊『前進』10頁(2354号4面2)(2008/08/04)

7・27三里塚 10月全国集会へ
 反対同盟 “労働者と結び農民を組織”

 7月27日、三里塚芝山連合空港反対同盟主催の現地闘争が闘われ、90人の労農学が「暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守れ」の旗のもとに結集した。会場は空港のフェンスに接する東峰の萩原進さんの畑。午前10時、うだるような暑さの中、伊藤信晴さんの司会で集会が始まった。
 冒頭、北原鉱治事務局長が、かつて自らが命がけで闘った地下壕戦を振り返り、「三里塚は必ず勝てる。勝利の日までともに闘おう」と秋の決戦へ檄を飛ばした。本部役員の鈴木幸司さんは「この地に生まれ、この地で闘ってきた。権力に負けず、生涯闘いぬく」と不動の決意を述べた。
 農地強奪攻撃と闘う天神峰の市東孝雄さんは、「トンネル工事ができて、用地内に攻撃が来るだろう。みなさんとともに新たなる力を携えて闘っていく」と簡潔に決意を表明した。
 萩原進事務局次長は「今年前半、われわれは政府・空港会社の農地強奪攻撃に対して攻勢を取って闘いぬいた。全世界で立ち上がりつつある人びとと連帯するために、大上段から三里塚の闘いを訴えよう。労働者の決起と結び、全国の農民を組織しよう」と力強く訴え、10月全国集会への結集を呼びかけた。
 連帯の発言に移り、動労千葉の繁沢敬一副委員長は、「今春闘のストでライフサイクル攻撃を阻止。その後、平成採の青年労働者が加入した」と報告した。婦人民主クラブ全国協議会の西村綾子代表は、「三里塚の闘いと結んで、米軍再編攻撃との闘いを相模原の地で闘う」と決意表明。全学連の織田陽介委員長は7・24法大弾圧粉砕集会の大成功と3人の学友の不当逮捕を怒りを込めて報告、「三里塚で勝利しよう! 10月三里塚全国集会から11月労働者集会の1万人結集へ攻め上ろう」と呼びかけた。
 反対同盟を先頭にデモに出発。機動隊と私服刑事の弾圧と規制を実力で粉砕し、東峰部落を通り空港予定地内を縦断、開拓組合道路まで炎天下のデモを力強く貫徹した。

 第1章 反対同盟と共に団結海辺の集い

 午後、九十九里海岸の海の家に集合し「団結海辺の集い」が開かれた。この時ばかりは闘いの緊張感をほぐし、バーベキューとビールで歓談。笑顔で親睦を深めた。
 全学連の学生が次々と発言に立ち、5・29法大決戦を闘いぬいた誇りと自信にあふれる展望と決意を語り、三里塚闘争勝利へこの夏の援農にも新しい学生を組織すると約束した。レクリエーションで大いに賑わい、最後に全員で「♪〜誇りも高き農地死守、われらが業に栄えあれ」と『反対同盟の歌』を大合唱した。
 最後に、婦人行動隊の鈴木いとさんが「今日はほがらかな一日を過ごしました。明日からまたがんばりましょう」と閉会のあいさつを行った。

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 三里塚裁判日程
 鈴木幸司・いとさん一坪裁判
第7回弁論 8月28日(木)午前10時30分開廷
千葉地裁

 市東さん耕作権裁判
第8回弁論 9月1日(月)午前10時30分開廷
千葉地裁 ※傍聴券抽選のため9時30分結集