2008年11月 3日

関西国鉄集会 “絶対に解雇撤回を” 第2次国鉄決戦勝利誓う

週刊『前進』08頁(2366号3面2)(2008/11/03)

関西国鉄集会 “絶対に解雇撤回を”
 第2次国鉄決戦勝利誓う

 10月24日の関西国鉄集会は、日本の株価が8000円を割り込むという、まさに恐慌、倒産、大失業の大攻撃が吹き荒れる情勢のただ中で開催された。
 集会には110人の労働者が結集し大成功をかちとった。解雇撤回と「4者・4団体による国鉄闘争の幕引き集会粉砕」を真っ向から掲げたこの集会は、労働者階級の進むべき道が11・2労働者集会1万人結集にあること、その勝利をとおして第2次国鉄決戦、国鉄闘争の新たな戦闘宣言を発する集会として開催された。
 また、この集会は同時刻に開催されている4者・4団体による国鉄闘争幕引きの10・24集会を粉砕するために、権力と4者・4団体との結託による弾圧体制を打ち破って決起した国労共闘を始め動労千葉派の闘いと完全にひとつのものとしてかちとることができた。
 その闘いの様子が集会参加者に報告され、闘いの正義牲、勝利性への確信を強固に打ち固めた。ス労自主、国労共闘の仲間が司会を行い、初めに、分割・民営化粉砕の動労千葉の「ストライキの記録」が上映された。いやがうえにも会場の雰囲気が盛り上り、労働者の団結した力が国家総力を挙げた国鉄労働運動解体の大攻撃を跳ね返した労働者の団結のすごさと、社会の主人公が誰なのかをあふれる熱気のなかで会場全体で力強く確認した。
 そのような中、動労千葉争議団の中村仁さんの訴えが行われた。動労千葉の組合員としての誇り、仲間を裏切らないで闘い勝利してきたことの確信が会場を圧倒した。さらに4者・4団体へのすさまじい怒りと弾劾は、労働者のあるべき姿を鮮明にさせた。
 次に、国労5・27被告の東元さん、原田隆司さんが公判闘争について戦闘的に報告し、動労千葉派として分割・民営化から今日まで闘い抜いてきたことの正義性を腹の底から訴えて感動を呼び起こした。さらに、カンパアピールで被告団家族会を代表して東理恵さんが発言し、11・2集会1万人結集へ力強い呼びかけを行った。
 そして、いよいよ待ちに待った基調報告だ。被告団長の富田益行さんが、日比谷野音での4者・4団体集会粉砕の国労共闘を先頭とする動労千葉派の闘いを報告し、戦闘意志は最高潮に達した。富田さんは、金融恐慌下の4者・4団体とは何かを明らかにし、それと真っ向から対決し粉砕する11・2集会の意義を鮮明に提起した。参加したすべての労働者が第2次国鉄決戦勝利の決意を確認しあった。その後、国労5・27被告の小泉伸さんが裁判支援を訴えた。
 集会は佳境に入り、各産別労働者の仲間の決意表明が行われた。八尾北医療センター労組、全国社会保険協会連合会労組(全社労)、自治労、日教組、全逓、関合労、ス労自主、全学連の発言が続いた。すべての発言者は4者・4団体への激しい怒りの弾劾を行い、11・2集会に労働者の未来がかかっていることを熱烈に訴えた。
 特に八尾北医療センター労組は、部落解放同盟全国連本部がデッチあげた第二組合による民営化反対闘争への破壊策動と戦闘的に闘い、勝利していることを報告した。参加者全員で二組打倒に総決起する決意を打ち固めた。
 関西合同労組の仲間は、塩川派との激烈な闘いに勝利し、11・2へ攻め上ろうと熱烈に訴えた。
 自治労の闘う仲間は、麻生、橋下による道州制導入をテコとした全員解雇の攻撃と徹底的に非妥協で闘い、11・2〜11・21橋下打倒闘争に決起することを訴えた。日教組の仲間からは、講師職への解雇攻撃と全面的に対決する熱烈な決意が表明された。全学連の仲間は、10・17法大闘争の勝利の報告を行い、団結のすごさを訴え、11・2集会1万人結集が労働者の勝利の歴史をつくりだすと鮮明に提起した。
 最後に国労5・27被告の橘日出夫さんが集会のまとめを行い、4者・4団体路線粉砕、11・2集会の1万人結集を訴えた。資本主義の終わりを自らの存在をかけて実現することを全参加者は力強く確認した。