2008年11月 3日

富山大弾圧 武藤君に保釈決定 不当な保釈金400万円!

週刊『前進』08頁(2366号6面4)(2008/11/03)

富山大弾圧 武藤君に保釈決定
 不当な保釈金400万円!

 10月28日、富山地裁は、富山大学弾圧と闘う武藤(ぶとう)淳範君の保釈許可を決定した。すぐさま検事は抗告したが、翌29日、名古屋高裁金沢支部は検事の抗告を棄却した。7カ月間の不当長期勾留を打ち破った大勝利だ! 法大弾圧と闘う19人の学生全員奪還に向け、決定的突破口を切り開いた。
 武藤君は、4月15日に富大キャンパスでのビラまき・クラス討論を口実に、「建造物侵入」で不当逮捕された。富大当局と警察権力は、新自由主義の破綻的現実に対して青年労働者・学生の怒りが爆発することを恐れ、武藤君の逮捕を強行したのであり、富大学生運動の圧殺を狙った政治弾圧そのものだった。
 武藤君は、大学当局と国家権力への怒りをもって完黙・非転向の獄中闘争・裁判闘争を闘ってきた。法大弾圧被告とともに、革命情勢下で獄中20人の不抜の団結を形成した。若き革命家集団の力が国家権力をトコトン追い詰めた。さらには、富大学生運動の新たな決起、10・17法大決戦の爆発、11・2労働者集会1万人結集運動の力が武藤君の保釈許可決定をもぎとったのだ。
 しかし一方、富山地裁は、なんと保釈金400万円を要求してきた。これは、青年労働者の2年間分の賃金に相当する額であり、常軌を逸した不当な高額保釈金だ。徹底的に弾劾する。そもそも逮捕・起訴・勾留自体がまったく不当であり、本来なら保釈金など1円たりとも認めることはできない!
 この不当な高額保釈金を許さず、労働者人民と学生に訴えて保釈金カンパを集めよう。武藤君の早期奪還を!