2008年12月 8日

12・21東日本共闘総会へ 大恐慌下の部落解放闘争を

週刊『前進』06頁(2371号5面6)(2008/12/08)

12・21東日本共闘総会へ
 大恐慌下の部落解放闘争を

 部落解放東日本共闘会議の第17回総会が、12月21日(日)に開催される。 10・26狭山集会—11・2労働者集会をかちとった地平から、この1年間の闘いを総括し、狭山闘争と住宅闘争を両輪とする09年の闘う方針を確立するための総会だ。
 国家権力に屈服し、もっぱら労働者のみを差別糾弾の対象とする帝国主義的融和主義運動と徹底的に闘い、新自由主義と非和解で闘う西郡住宅闘争と、「権力打倒に燃え」不屈に闘う石川一雄さんと階級的団結をかちとろう。解放共闘の呼びかけに応え、総会に結集しよう。
 11・2労働者集会は世界革命の時代が来たことを告げ知らせた。1929年の大恐慌をはるかに超える世界金融大恐慌への突入の中で、「資本主義は終わりだ」の時代認識に立って「労働者はひとつ」「労働者の力で世界を変えよう」と宣言した。そして、「革命」を共同の決意としたプロレタリア世界革命に勝利する日米韓労働者の国境を越えた階級的団結をかちとった。
 この歴史的場に全国連杉並支部、品川支部、西郡支部を先頭にして多くの部落大衆が参加した。真に闘う部落大衆の隊列が断固として登場したのだ。ここに部落民と労働者の未来がある。
 階級的部落解放闘争が、世界金融大恐慌突入情勢のなかで新たな前進を遂げている。
 10・26狭山集会は、融和主義的部落解放運動を進めようとする勢力と真っ向から激突し、部落解放闘争を恐慌情勢下の階級的部落解放闘争として復権する歴史的な第一歩を踏みだした。資本主義体制が私たちの目の前でガラガラと崩れ落ちている。このことは、部落完全解放の日が目の前まで迫っているということだ。労働者、部落民が階級的に団結して権力を取って社会を動かす時が来たのだ。
 新自由主義攻撃—民営化攻撃・団結破壊と一歩も引かず応能応益家賃絶対反対を貫いて非妥協で闘う西郡住宅闘争を絶対に勝利しよう。西郡住宅支援基金運動を断固推進しよう。
 45年間の石川一雄さんの狭山差別裁判と部落差別との不屈の闘いこそが部落完全解放、革命勝利への展望を切り開くのだ。狭山闘争を「証拠開示運動」「門野打倒」の運動に切り縮めることなく、恐慌下での〈部落解放・日帝打倒〉闘争として発展させよう。労働者階級と部落大衆との連帯—階級的団結こそが狭山闘争勝利の道だ。
 日本帝国主義・麻生政権を労働者階級の力で打倒しよう。その情勢に完全に入った。自動車、鉄鋼、電機が減産とリストラ—解雇を激化させている。トヨタでは2万人のリストラ・解雇が進行している。学生の採用取り消し—事実上の解雇が相次いでいる。リストラ・解雇、首切り、賃下げが労働者に津波のように襲いかかっている。部落民労働者の切り捨てが激しく始まっている。
 私たち労働者は資本家の奴隷ではない。派遣で働く青年労働者が24時間ストライキに起った。介護労働者が、医療労働者が職場からストライキに立ち上がっている。スト!スト!ストライキの嵐だ。部落民労働者の未来もここにある。職場、地域から09春闘「生きさせろ!ゼネスト」へ向かって進撃しよう。
 大恐慌下で、資本主義・帝国主義を打倒する部落解放運動をつくりだそう。労働者と部落民が階級的に団結にし、ともに自己解放の闘いとして部落解放運動を発展させていこう。部落解放東日本共闘会議第17回総会を成功させよう。