2009年1月12日

部落解放東日本共闘が総会 狭山・西郡両輪に闘う

週刊『前進』06頁(2374号3面5)(2009/01/12)

部落解放東日本共闘が総会
 狭山・西郡両輪に闘い誓う

 12月21日、東京・江東区で部落解放東日本共闘会議第17回総会が開催された。ついに迎えた資本主義の終わり=世界革命情勢のもとで、08年年頭から部落解放闘争をめぐる激しい分岐を積極的・攻勢的に闘いとって迎えた総会だ。
 このかんの部落解放闘争の前進を、総会をとおして参加者一人ひとりが確認した。
 東日本解放共闘自ら呼びかけて、部落解放同盟全国連杉並支部・品川支部・西郡支部との団結の力で成功させた5・23狭山集会と10・26狭山集会の感動がよみがえる。この3支部が11・2労働者集会にそろって参加し団結をうちかためた。日米韓労働者階級の国際連帯の隊列の中に翻る深紅の荊冠(けいかん)旗。”ここに部落解放の道がある”と誰もが確信した歴史的瞬間だった。
 世界金融大恐慌をプロレタリア世界革命に転化して部落解放・全人民解放をかちとるぞ! 開始された革命的部落解放闘争と国家権力・融和主義との激突の最前線は狭山闘争と西郡住宅闘争だ。
 杉並支部が西郡支部のメッセージを紹介し、立ち退き攻撃と実力で対決して住み続ける住宅闘争の意義を熱く語り「支援基金運動を強化しよう」とアピール。すぐさまス労自主労組の労働者が「全国連3支部のうち杉並、品川とともに闘う東京労組交流センターが基金運動を具体的な闘いとして取り組む」と応えた。決意表明のどれもが、不屈に闘う石川一雄さんとの連帯を語り、狭山闘争と西郡住宅闘争を両輪にする09年方針を確かなものにした。
 「この社会は、私たち部落民を含む労働者がまわしているんだ! 『生きさせろ!』の怒りを団結にしてたたかいぬく」(西郡支部メッセージ)。激しく襲いかかる減産・首切りに対して、6千万労働者階級、とりわけ2千万青年労働者が怒りを煮えたぎらせている。解放共闘が資本と非和解で闘い、職場、大学、地域で団結をつくり出そう。
 ゼネストは国家権力・資本家との力関係を一気に変える。狭山差別裁判徹底糾弾・第3次再審闘争勝利の帰すうも階級的力関係で決する。「生きさせろ!」ゼネストこそ部落大衆の希望だ。実現に向け、ただちに組織化に入ろう。