2009年1月19日

JR大井工場でスト! (投稿)合同労組かながわ 田久保

週刊『前進』06頁(2375号3面5)(2009/01/19)

団結ゼネストへ 闘いは進む
 契約切り=解雇撤回せよ
 JR大井工場でスト!
 (投稿)合同労組かながわ 田久保一郎

 合同労組かながわ交通機械サービス分会のストライキ(前号「団結広場」で紹介)の報告が、当該の組合員から寄せられました。連帯し、「生きさせろ!」ゼネスト実現へともに闘おう。(編集局)

 第1章 労働者の未来を開く決意で

 合同労組かながわ交通機械サービス分会は12月26日、JR東日本大井工場においてストライキに突入した!
 労働者をポイ捨てにし失業者にしようとする会社の契約切りに対し、自分は生まれてから30年間で、初めてのストライキに決起しました。
 自分一人だけではなく、闘う「合同労組かながわ」の仲間など、さまざまな人たちの協力によって支えられて、寒空の下、朝8時くらいから夕方5時まで、正門前で自分の思いを会社側にたたきつけました。気力、体力、実力を使いきり、疲労困憊(こんぱい)になりました。
 そもそものきっかけは、職場で自分が渡したビラに対し、会社側が不当にも介入したことです。自分は契約社員ですが、契約期間の7月から12月までの半年間、会社側の攻撃はすさまじく、正直恐ろしい事がありました。だけど労働者を代表して資本の攻撃に勝利しなければ、未来を切り開く展望がないのです。
 会社側の異常な攻撃に対し、分会を旗揚げしました。会社に対し、団交にもちこみました。しかし会社は、人数制限をする、社長は出席しない、団交はできないと途中退席したのです。この非人道的、人を人として見ない会社側の態度に対し、自分は許せない気持ちでいっぱいでした。

 第2章 国労支部長の逃亡許さない

 われわれが、なぜ闘う組合、非妥協の分会を結成したのか。それはグッドウィルをはじめ違法派遣や偽装請負など、資本の攻撃は労働者側からの反撃がなければ次から次へとやってくるからです。
 「会社あっての労働者」とはウソ八百。よく連合の労働貴族をはじめ、組合幹部連中は資本の顔色をうかがいながら、口先三寸で平気でウソを言い、たぶらかしてきました。私は、それを大井工場正門前で見ました。合同労組かながわの部隊が訴えようとした時、国労の大井工場支部長・大平が、許せないことに、自分に対して「ちょっと、あっちの方でやってくれ」と言いました。そもそも組合とは、労働者の権利を守るべきなのに、逃げたのです。怒りを通り越して悲しくなりました。
 組合の原点に返って、本来の形であり、労働者の誇りでもある戦闘的・革命的・動労千葉型労働運動で、失業社会、弱肉強食の日本を打倒し、労働者が天下をとる日本へ!

 第3章 資本と非妥協でゼネストへ

 労働者が、お願い、請願行動ではなく、権利を勝ちとっていくには、やはりアクションをおこさなければ何も前進はありえなかったことが、この半年でわかった。それを教えてくれたのは、皮肉にも資本の方だった。
 今まで、自分は本音と建て前とか言って逃げていた面もあったけど、仲間と討論していくことによってずいぶん学んだ。活動を始めてから十数年間、正しかった事や間違った事があったが、それを全体的に総括した。今回のスト宣言が、最初のやり直しだった。ここで引きしめてかからないと、自分が資本にやられてしまう。労働者と資本は、ちがう。非妥協だ。自分たちが社会を動かす中心なのだ!
 09春闘は「生きさせろゼネスト」で闘い、日本革命に勝利するぞ!