2009年2月 2日

団結ゼネストへ 全国で続々スト 解雇に実力反撃

週刊『前進』08頁(2377号1面3)(2009/02/02)

団結ゼネストへ 闘いは進む
 全国で続々スト
 解雇の嵐に実力で反撃

 「生きさせろ!」ゼネストの闘いが全国で音を立てて始まった。実力決起した労働者のすさまじい怒り、天をもつく解放感が全国の職場生産点からほとばしっている。
 東京・品川では1月25日、自主営業を続けてきた京品ホテルへの強制執行に対して歴史的な実力阻止闘争が打ち抜かれた(2面に投稿)。京品ホテルの誇り高い労働者の決起は、必ずや「第2、第3の京品ホテル」を生み出す。
 スト決起の先陣を切り開いた関西合同労組大阪東部支部・技能育成センター分会は1月22日、森精機第1工場(奈良県大和郡山市)の構内デモと門前集会を闘いとった。年末で分会組合員は全員が森精機を解雇になった。だが技能分会は元気だ! 「解雇撤回闘争はこれからが本番だ!」と闘っている(前進速報版に詳報)。
 東北石けん労組(仙台市)は19日の年休スト(前号団結ひろば)に続いて1月22日、第1波の終日ストに決起。社長に抗議をたたきつけるたびに組合員のエネルギーがわき上がってきた。28日の「東北石けん闘争勝利! 総決起集会」、29日の第2波ストへさらに闘いは発展した。
 ホンダ系の部品メーカー・ショーワ(埼玉県行田市)で働く派遣労働者3人が1月23日、指名ストに立ち上がった。3人は日研総業と東洋ワークから派遣されている労働者。いずれも「1月31日で解雇」を通告され寮からの退去も求められていた。さいたまユニオンへの加入から、わずか48日目にしてストに突入した。所属の部署に赴き、上司にスト通告書をたたき付けた3組合員の顔は「やりましたよ!」と実に晴れ晴れ。
 東海合同労組SK分会は1月16日、第2波の昼休み45分間ストライキに立ち上がった(8面団結ひろばに詳報)。分会長は「東海の工場地帯にストが広がることが労働者の希望だ!」と訴え職場の仲間の組織化に入っている。
 ストライキには感動がある。ストライキに立ち上がった瞬間に“職場の本当の主人公はいったい誰なのか”がはっきりする。「革命情勢」は私たち一人ひとりの職場にあるのだ。さらに全国の職場で立ち上がろう。