日誌 2月17日-24日 アフガンへ米軍1万7000人増派/麻生内閣支持11%の低水準
日誌 2月17日?24日
アフガンへ米軍1万7000人増派/麻生内閣支持11%の低水準
●日米外相が「在沖米海兵隊のグアム移転に関する協定」に署名 来日したクリントン米国務長官と中曽根弘文外相が「在沖米海兵隊のグアム移転に関する協定」に署名した。政府はグアム協定承認案を24日に国会に提出した。グアム移転は在日米軍再編の一環で、協定は移転経費として日本政府が28億㌦を限度として資金提供すると規定。一方で、グアム移転には、沖縄県側が計画修正を求めている普天間飛行場移設問題解決が不可欠と明示している。(17日)
●アフガンへ1万7千人増派 オバマ米大統領は、アフガニスタンに米軍約1万7千人を今春から増派すると発表した。現在の約3万数千人から約1・5倍になる。オバマ政権は長期的な対アフガン・パキスタン戦略を見直す作業に入っており、4月までに新戦略を打ち出す予定。最終的にはアフガン駐留米軍を約6万人までほぼ倍増させることも視野に入れている。(17日)
●米軍機墜落想定し合同訓練 米軍機が沖縄の民間地に墜落した事故を想定し、連絡態勢や救急搬送などの初動対応を確認する日米合同の訓練が沖縄県うるま市の米海軍ホワイトビーチで行われた。県警、消防、沖縄防衛局などと在沖米海軍から計200人以上が参加した。(18日)
●海軍病院、来年度着工へ 沖縄防衛局が、北谷町のキャンプ桑江からキャンプ瑞慶覧の宜野湾市区に移設する海軍病院の本体工事を09年度にも着工する方針を固めたことが分かった。宜野湾市の伊波市長は、移設先の普天満宮周辺地域はかつて集落のあった由緒ある土地として、移設反対を求め、沖縄防衛局に抗議した。(19日)
●海自と海保が呉で合同訓練 アフリカ・ソマリア沖の「海賊」対策で3月上旬にも海上自衛隊の護衛艦を派遣するのに向け、海自と海上保安庁による公開合同訓練が広島・呉市沖合で実施された。派遣は、400人規模の部隊が想定されている。(20日)
●麻生内閣支持11% 毎日新聞が実施した全国世論調査で麻生内閣の支持率は1月の前回調査比8ポイント下落の11%で、89年3月の竹下内閣、01年2月の森内閣の各9%に次ぐワースト3位の低水準となった。「今すぐ辞任を」との回答が39%に達した。(21、22日)
●陸自と沖縄県警が対テロ訓練へ 沖縄県警と陸上自衛隊が3月3日に陸上自衛隊那覇駐屯地でテロ対策共同実動訓練を実施することが分かった。同協定は、大規模デモなどの暴動鎮圧を想定した旧協定から、武装工作員の侵入や破壊活動に対処するとして00年12月に46年ぶりに改定。01年の自衛隊法改正で武器使用基準も緩和され、警察の補完的役割から、必要に応じて自衛隊の早期展開が可能になった。(23日)
●日米首脳会談 麻生首相とオバマ米大統領の初の首脳会談がホワイトハウスで行われた。オバマは「世界中の問題で連携する機会がある。日本は気候変動からアフガニスタンに至るまで偉大なパートナーとなってきた」と述べ、日米同盟の強化と、金融・経済危機への対処などを確認した。(24日)