2009年3月 2日

東北石けん労組、第3波スト

週刊『前進』08頁(2381号8面5)(2009/03/02)

東北石けん労組、第3波スト

 2月19日、全員解雇を月末に控えて、東北石けん労組の第3波ストが門前を制圧して闘い抜かれた。午前7時、当該組合員を先頭に地域の仲間20人が門前に登場。門扉を閉ざした構内には、ガードマンと探偵・警備会社の4人が配置され、社長は完全に逃亡。門前には三たび「ストライキ決行中」の大看板が掲げられ、通勤途中の労働者、市民が圧倒的な注目で見守る。警察の介入を吹き飛ばしてストは貫徹された。
 1月の2波のストは資本を決定的に追い詰めた。第3波ストは、会社解散・全員解雇に対する労組の不屈・非和解の決意をたたきつけ、解雇撤回まで何年かかろうとも徹底的に闘う戦闘宣言を発した。
 この日の闘いは、工場門前から開始され、仙台市中心部での街頭宣伝、愛島台新工場のオーナー畑文雄の地元・長町での街頭宣伝と、全一日行動として闘われた。1600枚のビラが実質2時間でまききられた。畑文雄は、宮城県における民主党・小沢派の選対本部長まで務めた極悪の人物であり、道州制推進の急先鋒である。畑の地元では「あいつは許せない」と怒りの声が噴出し、街宣隊に寄ってきて声をかける人が続出した。
 (投稿/東北石けん労組・H)