2009年3月23日

鉄建公団訴訟判決 今こそ解雇撤回貫け

週刊『前進』06頁(2384号2面5)(2009/03/23)

鉄建公団訴訟判決迎え撃ち
 動労千葉とともに今こそ解雇撤回貫け

 鉄建公団訴訟控訴審の判決が3月25日に言い渡される。1047名闘争は、その原則的貫徹か、最後的解体かをめぐる重大な決戦に突入した。
 自分でも信じていない「判決前政治解決」を唱えてきた4者4団体の和解路線はついに全面的に破産した。彼らが和解路線にしがみついてきたのは、解雇撤回を貫けば1047名闘争が革命と結びつくことに恐怖したからにほかならない。
 他方で権力は、世界大恐慌情勢が3月末に向けて一層激化していく中で、今ここで1047名闘争を解体しきらなければ革命を引き寄せるという恐怖に駆られて、超反動判決を振り下ろそうと決断している。
 動労千葉動労千葉派の闘いは、密集した反革命に矛盾を強い、むき出しの反動判決を下すほかないところに敵を追いつめたのである。
 労働者階級の命運をかけた決戦が訪れる中で、動労千葉は1047名の解雇撤回を真っ向から掲げて3月17日から19日までの全面ストライキを打ち抜いた。3・20渋谷大デモは、動労千葉とともに09年冒頭以来、無数のストライキで資本と非和解的に闘ってきた労働者を全国から結集して、圧倒的に闘いぬかれた。動労千葉を先頭とする階級的労働運動の荒々しい登場の中にこそ1047名闘争勝利の展望がある。
 国鉄分割・民営化と解雇への怒りを忘れることはできない。解雇撤回を貫くことのみが、敵階級への回答だ。500万円以下の端た金で、22年に及ぶ闘いを売り渡すことなど断じてできない。
 1047名闘争の不屈の展開は、動労千葉の闘いとあいまって、改憲と連合支配の完成を阻止しJR体制の破産をつくり出してきた。それだけではない。資本主義は数千万の労働者の首を切り、路頭にほうり出さなければ成り立たなくなっている。その資本主義の死命を制する位置にあるのが、二十数年にわたる解雇撤回闘争を貫いてきた1047名闘争だ。敵階級はそれを知り抜いているからこそゼロ回答で1047名闘争を押しつぶそうと策しているのだ。
 1047名があくまで団結し解雇撤回を貫けば、労働者階級は歴史的な勝利を手にすることができる。非正規職労働者への容赦ない首切り攻撃や、道州制導入による公務員労働者への解雇攻撃を始め、全労働者が国鉄分割・民営化と同様の攻撃に直面しているこの時代こそ、1047名闘争は労働者の総反乱の先頭に立つ光栄な任務を担うことができる。
 ところが4者4団体は、この期に及んでなお「政治解決」を叫び立てている。それはひとえに、1047名闘争が動労千葉労働運動として階級的に発展し、革命と結合することに恐怖しているからだ。
 歴史的破産を遂げた4者4団体の路線を粉砕し、動労千葉とともに解雇撤回を貫く限り、いかなる判決が出されようと1047名闘争は勝利できる。動労千葉の春闘ストと3・20渋谷大デモは、その巨大な突撃路を切り開いた。平成採の青年労働者を結集し、JR資本と根底的に対決する動労千葉の闘いこそ、勝利の道を示している。動労千葉とともに1047名解雇撤回へ闘おう。