2009年4月 6日

被処分者の声(3月31日、都教委の処分発令)

週刊『前進』08頁(2386号3面5)(2009/04/06)

被処分者の声(3月31日、卒業式不起立・ピアノ伴奏拒否に対する都教委の処分発令)

 第1章 都立特別支援学校教員・根津公子さん

 3回目の停職6カ月処分 26日の反動判決後、「確実に分限免職だ」と思っていた。停職6カ月にとどめることができて、本当にほっとしています。都教委の意に沿わない教員をクビにするために昨年7月につくられた分限対応指針の初適用がきょうだったはず。それができなかった。分限対応指針の効力は半減しました。大勢の人が不起立していることが大きな力です。本当にみんなでかちとった勝利です。

 第2章 都立特別支援学校教員・河原井純子さん

 2回目の停職6カ月処分 
昨年も一昨年も、停職中に「『君が代』解雇を許してはいけない。これは改憲の道、改悪教基法の実体化を許すことだ」と全国行脚した。不当な処分ですが、「君が代」解雇を阻めたという意味では、停職6カ月は「おめでとう」です。私たちの向かう道は「10・23通達」白紙撤回。あきらめないで行動しましょう。

 第3章 都立高の音楽教員

 不伴奏で4回目、減給(10分の1)6カ月 ドイツでは兵士に「任務と良心」の二つの円を見せ、「これが重ならなければ任務に従わなくていい」と研修する。ヒトラーの歴史の教訓からだ。日本では天皇の命令で子どもたちを死に向かわせた教訓を生かしていない。

 第4章 都立高教員

 1回目、戒告 卒業学年の担任として不起立し、初の処分となった。処分で受ける不利益なんかよりずっと、「やりとげた。よかった」という気持ちでいっぱいです。

 第5章 小学校教員

 1回目、文書訓告 道州制で大量首切りが襲いかかろうとしている。組合がストライキで反撃すべき時。だから私は「40秒間のストライキ」に立った。不起立を広げ、みんなで物を言い、行動しましょう。