2009年4月27日

ジェコー第2波スト 行田本社 解雇撤回要求し職場占拠

週刊『前進』10頁(2389号4面2)(2009/04/27)

ジェコー第2波スト
 行田本社 解雇撤回要求し職場占拠

 第1章 緒戦の攻防は組合側が圧勝

 92人の期間従業員解雇に反対して闘っているJAM神奈川ジェコー労働組合は、3月24日の第1波ストにつづき、4月17日昼から組合員による五月雨式ストに突入した。
 ストの最大拠点である行田本社工場では、午後4時、昼からストに入った川崎事業所の4人の組合員もかけつける中、本社工場でストに入った期間従業員組合員2人と支援が合流。解雇の白紙撤回までとことん闘うことを確認し、本社工場内に突入、7時間半の職場占拠を闘いぬいた。
 直前通告のためか、第1波スト時とはうってかわって、通用門周辺はいつもと変わった様子はない。警備のガードマンが増員されているだけである。トラメガで叫びながら、組合員と支援共闘会議の労働者20人弱が行田本社工場内に突入。総務建屋の2階にあるロビーに向かう。入り口にガードマンが立ちはだかるがあっというまに突破。建屋の中に入り、2階ロビーに迫る。職制数人が2階への階段途中で阻止線を張るが激しい弾劾になすすべなく、組合員たちは一気に総務部屋前の2階ロビーに殺到。一帯を完全に占拠した。
 「首切りの責任者、H常務出てこい!」の激しい弾劾に、飛び出すように常務が出てきて「業務妨害だ! 警察を呼ぶぞ」と真っ青になって叫ぶ。「呼べよ。ジェコーがやってきたことが暴露されて恥をかくだけだ」と迫る組合員。H常務が「警察に電話してくれ」と部下に指示する。ところがパトカーは来ない。当たり前だ! ジェコーで争議が発生していることが知れわたっている中で、民事不介入が原則の中、警察は電話要請を受けても動きはしない。 
 警察権力の介入のみにすがっている資本はそれで骨が折れた。日頃尊大な態度の労務担当常務がこれほどうろたえ、動転している姿はなかった。それを見て労働者はますます元気になる。「H常務、あんたは年間いくらもらってるんだ! 首切りを言うならそれを吐き出してからが筋だろう!」「あんたは私たちの名前を知っているのか! 言ってみろよ! 派遣さんとしか言わないだろう! 名前も覚えるつもりがないんだろうが! それが人間のすることか!」。それまでおとなしかった労働者から、同じ人物かと思うほど激しい弾劾の声が次々に飛ぶ。ますます常務がうろたえ、「私一人では決められない。社長と相談させてくれ」と泣きっ面で答える。
 こうして緒戦の攻防は組合側が圧勝。とりわけ「物言わぬ」組合員がせきを切ったように次々と会社を弾劾する状況は実に感動的だった。昨日までおとなしかった労働者が今日は闘いの先頭に立つ。労働者は闘いの中で変わる。

 第2章 職場が文字どおり止まった

 それから深夜0時30分までロビーの職場占拠座り込みが闘いぬかれた。午後9時過ぎからの執行部と被解雇者の計6人と会社側との団体交渉は、文字どおりのバトルであった。職場占拠中の7時間半、ロビーや正門、通用門には60人近い職制と一部正社員が「警備」動員。文字どおり職場は「止まって」しまった! ストによってと同時に、スト対策動員で職場は完全に停止したのだ! 会社が要求をのまないなら、この職場占拠を何回でもたたきつけてやる! まさにそうした闘いの段階に入った。座り込み=シットインの威力はすごい!
 4月25日の契約満期による雇い止めを目前にして、つばぜり合いがさらに激しく続く。次は、へろへろになった会社側が設定した22日の団体交渉で、さらに追い詰める闘いだ。JAM神奈川ジェコー労働組合と支援する仲間たちは、解雇撤回、非正規職撤廃までどこまでも闘いぬく決意だ。
 (埼玉・支援・K)