2009年6月 1日

学生運動弾圧に怒り 6・14-15へ第2回実行委

週刊『前進』08頁(2393号2面5)(2009/06/01)

学生運動弾圧に怒り
 6・14-15闘争へ第2回実行委
 ”労働者の底力見せよう”

 第2回6・14—15集会実行委員会が5月25日、東京都内で開催された(写真)。動労千葉の田中康宏委員長をはじめ青年労働者や法大弾圧と闘う学生らが多数参加、田中委員長のあいさつ、事務局の基調提起、学生、労働者の法大弾圧粉砕の決意が表明された。
 実行委員会では、法大「暴処法」弾圧粉砕・学生12人即時奪還の2週間決戦に総決起し、6・14—15連続闘争5千人大結集で大反撃していくことが決定された。そして「法政大学での学生弾圧(法大暴処法弾圧)に抗議し、即時釈放を求める緊急全国声明」の賛同を4大産別を始めとしたあらゆる労働組合、職場、キャンパスで組織し、爆発的な結集をかちとることが呼びかけられた。
 6・14—15集会は、法大弾圧の問題をすべての労働者と学生の課題に押し上げ、全人民の力で弾圧を跳ね返し新自由主義を粉砕していく闘いとなった。法大の現実こそ新自由主義攻撃との最先端攻防であり、その破綻した姿である。ここで火がついた時、怒りの声が絶対に燃え広がるのだ。
 田中委員長は「法大弾圧は戦前の日本共産党への弾圧に比すべき歴史的事態だ。だが、もっと歴史的なのは、それにまったく負けていない運動をつくっていることだ。文連委員長の斎藤君を始め多くの闘う人格を生み出している」と述べた。
 基調提起では「法大闘争は、動労千葉労働運動の実践そのものだ。新自由主義攻撃を打ち破る4・24法大1500人決起は、2千万青年労働者、6千万労働者の決起へと発展すること、4大産別決戦の勝利の展望を感動的に示している闘いだ」と法大闘争への決起が訴えられた。
 また実行委員会では6・14集会に「労働者派遣法撤廃」を真っ向から掲げること、自民党と折衝を重ね国鉄1047名闘争の幕引きを図る4者4団体路線をぶっとばすこと、6月10日に大闘争を構える韓国民主労総と一体の国際連帯行動として闘うことが確認された。
 田中委員長は、6・14—15闘争におけるわれわれの飛躍点を「叫びを上げている圧倒的多数の労働者の目に見える政治的勢力としてわれわれが登場することだ」と指摘し、「労働者の底力を見せよう!」と力強く訴えた。それはあくまで「職場から徹底的に組織する」ことである。「周りには本当に我慢できない現実がある。怒りの深さ、それが仲間を獲得する。体制内勢力を甘くみてはいけない。連合から日本共産党までオバマ賛美の運動をやっている。しかし労働者はそれはおかしいと絶対に気が付く。そういうものを全部組織する。組織する力を爆発的に発揮しよう」と課題を明らかにした。
 学生は「法大ではビラを受け取れば弾圧されるが、それでも多くの学生が受け取り始めている。獄中の仲間と連帯し法大に闘いの火柱をあげる」とほとばしる決意を語った。労働者も学生の決起に感動し次々と発言。「すでに15日は年休をとっている!」「自分の職場こそ法大のような新自由主義職場。だから労働者は法大闘争を闘う。法大闘争で労働者は世の中の本質をつかむ。とにかく仲間を連れてこよう」
 法大弾圧粉砕を職場・街頭で訴え、6・14—15闘争へ組織しよう!