2009年6月22日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2396号6面1)(2009/06/22)

団結ひろば 投稿コーナー

 労働監獄=社保事務所は「道州制のモデル」 B・S

 先月、社会保険事務所に勤務する友人Aさんから手紙が届いた。手紙には所長によるパワハラの実態が書かれてあった。
 年金記録問題に始まり、昨年は年金特別便、今年4月から年金定期便の発送で、彼の職場は窓口がこみ、その対応で休息・休憩もままならず、食事をとるのが午後3時、4時すぎで、しかも毎日12時間労働を強いられている。
 その中でAさんが最近、「親の調子が悪いので病院で診てもらうために休む」と所長に連絡したところ、「今日は会議がある。出席しろ。家政婦を頼めば良い」と言い、その後所長は「介護施設に入れればよい」と一方的に言い放った。また所長は「夜8時までオンラインが稼働している間は帰ってはいけない。Aの行動に注目しろ」「泊まって仕事をしろ」と。
 そして「(お通夜のために超過勤務を拒否すると)そんなのは兄弟に頼めばよい。夜8時まで仕事をしろ」「相談員を月曜日に休ませるな」「年休は承認行為だぞ」と暴言を吐いている。“従わなければ、日本年金機構に採用しないぞ”という脅しで何でもありだ。まさに「労働監獄」そのものだ。
 社会保険庁解体—日本年金機構発足(10年1月1日)の攻撃は、国鉄分割・民営化型の解雇攻撃、労組破壊攻撃だ。Aさんも「道州制のモデル」と言っている。
 こうした実態を強いているのは、腐った自治労中央や全国社会保険職員労働組合幹部が屈服しているためだ。このような中で、日本共産党、新社会党を中心とした4者4団体が解雇撤回を投げ捨て「政治解決」を図ることは、敵の攻撃にさおをさす行為そのものであり、断じて許しがたい。
 労働者が反撃する姿をエンゲルスは「最も愛すべき、最も気高い、最も人間的だ」と最大の賛辞を送っている。第2次国鉄決戦を軸に4大産別決戦で日本革命をこじ開けよう。

 就職難の労働者が危険な原子力産業に 東北 谷川 渉

 先日、原子力産業関係の就職試験を受けた人から話を聞きました。
 会社は電力会社出資で、つぶれる心配はない。中途採用の募集で、2級ボイラー技士の資格さえあればよい。3交代勤務、時間外月10時間、月20日勤務で賃金16〜35万円。年間休日120日、ボーナス年5カ月。昇給、各種手当、保険、退職金、育児・介護休暇、申し分ない。試用期間もなく、即正社員。また、通勤が困難な人には会社がアパートなどを借り上げ、提供する。こんなにいい条件を出す企業は、この辺にはめったにない。一つの難点を挙げると、転勤の可能性があることぐらいだ。
 それでも、応募したのは5人にも満たない。いかに労働者が原子力産業に身の危険を感じているのかわかる。それでも応募せざるを得なかったのは、40代男性、家族持ち。この年になると仕事がない。会社は一から教育し直すわけにもいかない。求職者はあふれているので、会社は労働者を選び放題。若い方がよい。よっぽどのセールスポイントがない限り、再就職は難しい。
 応募した労働者の表情、言葉には必死さと、わらにもすがりつきたいような悲壮感がにじみ出ていた。「資格を一生懸命取った」「原子力発電は、事故やトラブルがあったが必要だ」
 命を削られ、危険と隣り合わせの原子力産業労働者。彼らがストライキに立ち上がり、安全に原発を止めるような情勢をつくろう。

 労働者の最大の敵は北朝鮮ではなく日帝 岡山・マスカットユニオン 物理重久

 6月6日夕刻、JR岡山駅前で、百万人署名運動・岡山県連絡会の仲間7人は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)制裁決議を国連安保理で成立させようと奔走している日帝・麻生政権を弾劾する街頭宣伝活動を行った。
 県連絡会代表がマイクを手にとり、「イラクがアメリカに攻め滅ぼされるのを見て、北朝鮮は核実験に踏み切った。日米は国連に制裁決議を出させ、北朝鮮がそれを守らないとして、さらに厳しい制裁を科す。こういうやり方で北朝鮮を追い詰めている。行き着く先は戦争だ!」と訴えた。
 臨検は、武力衝突から戦争に突入する。金融制裁は、北朝鮮の貧しい労働者をさらに苦しめる。
 北朝鮮スターリン主義の核実験は労働者にとって許されることではない(世界の労働者が手をつないで団結してこそ、帝国主義戦争も防げる)けれども、北朝鮮との戦争を望んでいるのは日帝・麻生政権のほうだ。
 4月の人工衛星発射に対し、麻生政権がアメリカ・オバマよりも好戦的になって、迎撃と制裁をあおったあげく、国連安保理に(非難)議長声明を出させたことが今回、核実験強行の引き金となった。自民党からは「敵」基地先制攻撃が許されるという声さえ公然と出てきている。
 「イラクと違って、北朝鮮には石油がないからアメリカも戦争まではしないだろう」というのは違う。北朝鮮は世界有数のレアメタル埋蔵量を持つ(植民地時代に朝鮮総督府が開発しようとした)。レアメタル利権の奪い合いから帝国主義戦争が起こされる可能性は高い。
 体制内勢力は、相手が「悪い国」だったら、戦争反対の声を上げない。労働者は「敵」国がだれであれ(無条件に!)戦争に反対する。
 労働者の敵は「北朝鮮」ではなく、大勢の労働者に首切りを行う「権利」を資本家に保障している日本の政府だ!
 6月の決戦勝利をかちとろう!

 『甦る労働組合』読み生まれ変わった!宮城・民間労働者 B

 俺は世の中の矛盾を理解できませんでした。たまたま生きてたら、この会社にいたに過ぎない程度の者でした。
 Aさんから世の中のシステムの矛盾を教えてもらわなかったら、俺はいまだに資本主義の賃金奴隷として、人間として一番大切な心を失いながら、なんだかんだ言って生きていたでしょう。
 俺は学歴がないに等しい人間なので、中途半端に考えすぎて自殺していたかもしれないです。でも、Aさんや法政大の人びとは、資本主義の矛盾に気付き、自らの学歴を捨てて、俺みたいな無学者、賃金奴隷のために闘ってたんですね。
 俺は労働者でありながら、所詮、労働者は使い捨てだろう、とか、使えないから切られる、ぐらいに思って、自分自身と世の中に失望していました。所詮、俺なんかに何もできやしない!と。
 でもAさんは言ってくれた。「労働者が誇りを持てば、世の中を変えることができる!」
 俺はAさんから手渡された『甦る労働組合』をすがる気持ちで読みました。中野さんに直接頭を殴られたような衝撃を受けました。俺は何も悪くないんだ。世の中は金もうけ主義者たちにもてあそばれていたに過ぎなかったのか!
 『甦る労働組合』を読み終えた俺は、生まれ変わった気持ちになりましたよ。光を見た気になりました。自分の職場の仲間にも、俺が味わったような、今までの考え方をひっくり返すような衝撃を味わってもらいたい。
 ほとんどの人びとが士気を失って生きていると思います。まずは、今いる組合員の勉強会をとおして、みんなで団結しましょう。簡単な時代認識からなら、みんな受け入れやすいと思います。
 だから、Aさん、資本主義の豚どもの兵隊なんかに捕まらないでくださいよ。俺たちの組合に士気を与えてください。みんなで決起しよう。動労千葉のような組合につくり直していきましょう。まずは、俺も勉強します。まさに、今こそ甦る労働組合ですね。
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◎中野洋著・新版『甦る労働組合』/編集工房朔発行/1800円+税