2009年7月 6日

法大闘争霞が関街宣 “8学生直ちに返せ”

週刊『前進』08頁(2398号1面2)(2009/07/06)

法大闘争霞が関街宣 “8学生直ちに返せ”
 弾圧に怒りの署名続々と

 全学連と労組交流センターは6月30日、獄中8学生奪還を訴え東京地裁前で街頭宣伝に立ち、新たにスタートした「法政大学での学生弾圧(暴処法弾圧)に抗議し、8学生の即時釈放を求める全国声明」(4面に掲載)の賛同署名を呼びかけた。「暴処法弾圧は新たな戦前だ」「団結破壊の弾圧を打ち破ることこそ戦争を止める道だ」「署名運動の全国への拡大で8学生を取り戻すぞ!」という訴えに署名は続々と集まった。
 とりわけ裁判所・検察・警察が一体となった獄中弾圧は許し難い。恩田亮君、倉岡雅美さんは逮捕されて2カ月以上もたつが、東京拘置所に移管もされず留置場に勾留されている。留置場とは代用監獄として世界的にも批判の的となっている所だ。その上、接見も禁止されている。権力の数々の嫌がらせも横行している。弁護士への信書作成の制限、女性診察室への男性留置係の立ち入り、違法な獄中処遇を告発する弁護士宛の文書も墨塗りされるなど、人権蹂躙(じゅうりん)、裁判妨害もはなはだしい。
 さらに、権力は法大のサークル員の学生にまで「公判前証人尋問」と称して勾引し、弁護人を排除した裁判官・検察官のみの密室で尋問を行い、弾圧の拡大を狙っている。呼び出し拒否には、なんと10万円の過料である。これらの暴挙を暴露、断罪し、地裁を徹底的に弾劾した。
 「一体何が起きているんだ」。学生のアジテーションの迫力に留学生も足を止め話を聞く。「信じられない! 頑張ってくれ」とがっちり握手して署名に応じていく。
 署名の呼びかけ人でもあるス労自主の入江史郎さんも駆けつけマイクを握った。6・14−15闘争を発展させる労学一体の闘いだ。また、法大弾圧弁護団は、団結破壊のための分離公判を許さず、統一公判を要求し東京地裁に申し入れを行った。
 「全国声明」賛同署名を全職場、キャンパスで集め、獄中8学生を取り戻そう!