2009年7月13日

道州制粉砕・国鉄決戦勝利 神奈川集会

週刊『前進』06頁(2399号3面3)(2009/07/13)

道州制粉砕・国鉄決戦勝利
 神奈川で集会・デモ

 7月3日、「道州制・民営化絶対反対、国鉄1047名解雇撤回」神奈川労働者総決起集会が横浜駅前のかながわ県民センターで開かれ、95人の結集で大成功しました。
 6・14—15闘争の勝利から11月1万結集を自分たちの力で実現する決意がみなぎった勢いと力あふれる集会でした。集会後の横浜駅西口デモも圧倒的な注目を浴びました。青年労働者もデモに飛び入りで参加。青年労働者と教育労働者の太鼓を先頭に「道州制・民営化阻止」「松沢打倒」「中田打倒」のコールが響きわたりました。
 司会の自治体労働者は横浜18区役所、川崎、横須賀、相模原を始め全県下で2万枚のカラービラをまくなど、圧倒的な宣伝を行って情勢をつくってきたことを報告し、開会を宣言しました。
 最初に暴処法弾圧と闘う法大生の久木野和也さんと相模原市議会議員の西村綾子さんが特別アピール。久木野さんは11月へ向けて「8学生の即時釈放を求める全国声明」賛同署名運動を訴え、西村さんは「米軍再編・基地強化と道州制攻撃は一体、特に政令指定都市化は道州制への一里塚」と断じ、労働者の団結=国際連帯で打ち破っていこうと提起しました。
 基調報告に立った自治体労働者の庄山正さん(自治労横浜)は、「全労働者の命運をかけて、道州制・民営化絶対反対と国鉄1047名解雇撤回を貫いて闘おう! 連合・全労連執行部を打倒し、闘う労働運動をよみがえらせよう!」「闘いの最大の攻防が神奈川にあり、横浜にある。横浜市長・中田こそが道州制の最大の推進者だ。私たち神奈川の労働者の力で中田・松沢を打倒し、道州制攻撃を破綻させてやろう」と提起。7月サンフランシスコ国際会議に三浦半島教労部会の教育労働者が参加していることを報告し、「最大の勝負は職場生産点にある。職場から体制内をたたき出し、現場労働者の怒りを結集し、闘う労働組合をよみがえらせよう。そのために組織、組織、組織だ」と力強い戦闘宣言を発しました。
 特別報告として国労小倉地区闘争団、国労5・27臨大闘争弾圧被告の羽廣憲さんが、4者4団体について「闘っている相手になぜ頭を下げるのか。解雇撤回を掲げないことは奴隷の道だ」と批判。「資本主義が崩壊し、労働者が生きられない時代に入ったからこそ、原則を守り闘う。闘えば勝てるんだ」と勝利への確信を語りました。
 最後に決意表明です。職場で資本と非和解で闘い、体制内と激突し格闘してきた自信にあふれた決意が続きました。全逓労働者、教育労働者、自治体労働者が次々と発言。最後に自治体労働者が、横浜市長中田が「夕刊フジ」(5月23日付)で「自治労は前近代的な社会主義集団」と言い放ったことについて、「よくぞ言った。本性むき出しに中田が襲いかかってきたことはわれわれの情勢認識と路線の正しさを示すものだ。闘わない体制内と対決し職場の仲間に訴えて闘う」と自信と確信に満ちて決意を表明。これが全参加者を完全にひとつにしました。
 「松沢打倒、中田打倒」は絶対できる! 行動提起に立った仲間は「支配階級の危機と分裂はわれわれのチャンスだ。われわれが立ち上がれば時代は変わる。11月1万人で力関係を塗り替えよう」と訴えました。
 7・3の勝利は〈時代認識と路線>をとことん貫き、そして実践でかちとった勝利です。3・6大阪、5・9東京に続いて神奈川において体制内やあらゆる反動をぶっ飛ばし労働運動に全責任を取る主流派として労組交流センターが断固として登場しました。
 7月6日には自衛隊の横須賀からのソマリアへ派兵に対し断固阻止の弾劾行動に決起しました。さらに団結を強化し11月1万結集へ、7—8月を全力で闘います。
(投稿/神奈川・OS)