2009年7月27日

動労千葉を支援する会 飛躍的発展かけ総会

週刊『前進』06頁(2401号2面5)(2009/07/27)

“全国に支援する会を”
 動労千葉を支援する会 飛躍的発展かけ総会

 動労千葉を支援する会の09年度定期総会が7月20日、DC会館で開催された。各地区の会員と動労千葉の組合員など120人が集まり活動方針と役員体制を決定した。
 方針提起に立った山本弘行事務局長は冒頭、「今日は支援する会の飛躍的発展にむけた方針を提起したい」と切り出した。1年間の闘いの経過と総括、内外情勢を明らかにした上で山本さんは09年度活動方針の基調を提案した。方針の柱は①11月労働者集会1万人結集の先頭に立とう、②1047名解雇撤回闘争の責任をとる会に飛躍しよう、③すべての地域で支援する会を立ち上げ職場・地域の労働者を組織しよう——この3点だ。
 山本さんは「支援する会はもともと『動労千葉ストライキ基金』を引き継いで発足した。被解雇者の生活と闘いを支える活動を堅持しつつ、もう一つの柱である『戦闘的労働運動の全国的陣形を展望する』という方針を真正面に据えて闘う時が来た」と方針案の核心点を強調し、「これは国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利に本当に責任をとれる物質力をもった運動体への飛躍をかけた方針だ」と述べた。
 続いて動労千葉からの提起を田中康宏委員長が行った。

 1047名闘争と国際連帯柱に

 田中委員長は、都議選以降の政治的大激動情勢について「労働者階級・労働組合がいま、力あるものとして登場できるかどうかに未来がかかっている」とし、「今年の11月労働者集会の柱は、国鉄1047名解雇撤回闘争と国際連帯闘争だと考えている。4者4団体路線と非和解的に闘いぬいてきた1年間の実践が実を結ぶ時が来ている。全面的な獲得戦に入る時だ。本当に1万人を集め、“ここにこそ怒りの結集軸がある”と全国の労働者に示そう」と訴えた。そして「いま動労千葉は、組織拡大をめぐり会社との激烈な戦争に入っている。なんとしてもこの壁を突き破って1万人結集の先頭に立つ」と決意を表明した。さらに田中委員長は、市東孝雄さんの農地強奪攻撃をめぐって大変な局面を迎えた三里塚闘争について「動労千葉は4人の解雇者を出しながら反対同盟と“車の両輪”として三里塚闘争を闘ってきた。三里塚闘争の原則を守りぬき全力で決起する」と語った。
 討論では、国労上野支部の吉野元久さんが「われわれが本当に1047名闘争の責任勢力になり勝利を切り開く道は、11月集会に1万人を集めることだ」と発言。新潟の会員は「9月をめどに新潟に支援する会を結成する。躊躇(ちゅうちょ)せず各地に支援する会をつくろう」と呼びかけた。また、昨年9月に結成された「動労千葉を支援する会広島」からのメッセージが紹介された。
 運動方針案が全体の拍手で承認され、大幅に拡充された18人の運営委員体制が満場一致で確認された。
 第2部の懇親会では、参加した各地の会員が職場での闘いの報告と決意を次々と語った。動労千葉組合員と会員、あるいは会員どうしが杯を酌み交わしながら大いに親交を深めた。
 懇親会の最後に、動労千葉各支部代表が前列に勢ぞろいして支援へのお礼と決意を述べた。激烈な攻防戦を闘っている幕張支部の山田護支部長は「毎日毎日、朝の点呼から闘争している。当局は組織拡大を最も恐れている。組織拡大で回答する」と発言。君塚正治副委員長は「この間の訪米闘争をとおして、動労千葉のやってきた闘いは間違っていなかった、世界を動かす力を持っていると確信した。支援する会は“ともに闘う会”だ。11月集会への1万人結集をともにかちとろう」と呼びかけた。
 組合歌とインターナショナルの合唱、団結がんばろーで意気高く総会を締めくくった。