2009年7月27日

殺人的な暴挙!(韓国・双龍自動車労組へ)

週刊『前進』06頁(2401号6面2)(2009/07/27)

殺人的な暴挙!(韓国・双龍自動車労組へ)

 ★催涙液 連日、ヘリコプターが大量の催涙液を散布している。このため塗装工場の中にも催涙ガスが充満している。工場は水も電気も食料も断たれており、顔を洗う水もない。
 さらに22日にヘリが投下したビニールに入った液体を浴びた発泡スチロールが溶けていた。これは塩酸溶液ではないかと推定されている。
 写真左下に見える煙突には5月13日以来、「勝利するまで降りない」と宣言して組合員が高空籠城を続けている。
 ★テーザー銃 7月22日午後、接近した白兵戦の最中、警察のテーザー銃から発射された矢が組合員の顔面を貫通、ほかの2人も足に重傷を負った。労組が要請した救急車が工場内に入ったのは、警察の妨害でなんと3時間後だった。
 テーザー銃とは、米国の武器製造業社TASER社が作った非殺傷武器で一種の電気衝撃銃。矢のように見える針を発射し、電気衝撃を与えて高い電圧電流を流す。相手に相当な苦痛を与えるとともに脳が筋肉に送る電気的信号をかく乱させるため身体が麻痺する。