2009年8月 3日

新刊紹介 国際労働運動9月号 双龍闘争勝利の展望

週刊『前進』10頁(2402号8面1)(2009/08/03)

新刊紹介 国際労働運動9月号
 双龍闘争勝利の展望

 韓国の民主労総金属労組双龍(サンヨン)自動車支部の平沢(ピョンテク)工場占拠ストライキは7月29日、激烈な階級戦争10日目の朝を迎えた。この闘いは、大恐慌下に労働者がいかに闘うべきか、全世界の労働者に熱列に訴えている。
 第1章は、双龍自動車ストライキの経緯を詳しく述べている。双龍自動車は4月8日、2646人の整理解雇方針を打ち出した。労働者は、高さ70㍍の煙突籠城(ろうじょう)闘争に突入、5月22日に組合員800人が平沢工場で無期限全面ストに突入した。会社はスト破壊策動に走り、警察権力、会社側「救社隊」、暴力ガードマンが一体となった襲撃を繰り返したが、労働者は塗装工場に籠城し、地域・全国の労働者の支援を受けて襲撃を粉砕している。
 第2章は、ストライキを担う労働者の決意に肉迫し、動労千葉の闘いの教訓と重ね合わせながら双龍闘争勝利の展望を探っている。
 第3章は、11月労働者集会を結集軸とした国際連帯の地平を明らかにし、「戦争・改憲、民営化・労組破壊」に立ち向かう労働者階級の国際的隊列の形成を呼びかけている。
 翻訳資料は、「金属労組双龍支部の労働者の声」。激戦の中で生き闘う労働者、家族の生の声を伝えている。