2009年9月 7日

“8学生は私の分身” 法大文化連盟 洞口朋子さん

週刊『前進』08頁(2406号7面2)(2009/09/07)

“8学生は私の分身”
 法大文化連盟 洞口朋子さんのアピール

 資本主義の本質が最もむき出しになっているのが、今法政大学で起きていることです。法政大学では3年半で110人逮捕、33人起訴、13人が処分され、今も8人が獄にとらわれています。しかしこの現実と一歩も引かずに非和解で闘ってきたのが法大闘争です。私も今、停学処分中ですが、弾圧と処分をすべてぶち破って闘っています。
 8・30総選挙情勢の中で、学生が自分の生き方、団結を求めて動き出しています。先日、ある学生が全学連大会への参加を決断しました。その学生は朝から晩までヘトヘトになるまで働き続けこのままでは殺されかねない現実です。その学生に「私はあなたを救済することはできないけど、一緒に苦闘して、一緒に闘って、一緒に生きていくことはできる」と話しました。すると、すごくうれしそうな笑顔になって「仲間が欲しい」と言ってくれました。私たちの闘いにこそ学生の展望があることの証しです。
 青年労働者や学生は、隣の仲間と競争させられて、仲間を裏切ることを強いられる現実に置かれている。私たちが訴えてきた「団結に依拠して闘おう」ということこそ、青年の展望です。
 法大当局は、私たちが集会を呼びかけた日は、必ずキャンパスを全部封鎖します。しかし4月24日はついに、暴力ガードマンや警備員の制止を振り切って、1000人の法大生が正門前集会に合流して、私たちと一緒に「やっぱりこの大学はおかしい。こんな逮捕や処分はおかしい」と怒りの声をたたきつけました。
 この法大生の闘いに追い詰められた法大当局と国家権力が結託して、5月15〜16日、暴処法違反を口実に、私を含めて12人の学生が逮捕されました。私も、寝る時間と食事の時間以外はずっと取り調べでした。だけど元気に闘ってこられたのは、獄内外の仲間との団結があったからです。これまで逮捕された110人は全員、完全黙秘を貫いて闘ってきました。
 法大闘争に全国、全世界から共感が寄せられ、国境を越えた団結が生まれています。7月にサンフランシスコで開かれた国際労働者会議では、動労千葉の提案により「法大闘争を支援する」という決議が上がりました。
 東京拘置所にいる文化連盟副委員長の恩田亮君が、獄中から「新自由主義大学=法政大学は、ぶっ壊さなければいけない」と訴えています。ここに核心がある。私たちが生きていくためには、資本主義が労働者・学生を日々殺しているこの現実を全部ぶっ壊さなきゃいけない。全世界の労働者が団結すれば、ほんの一握りの資本家などぶっ倒せます。ここに革命の展望があります。
 獄中の8学生は私の分身です。8人の学生を取り戻すための全国署名を10万筆集めましょう。全学連大会をかちとり、11・1労働者1万人集会を実現して、私たちが主人公の社会をつくろう!