2009年9月 7日

国際労働運動 10月号 画期的な国際連帯へ

週刊『前進』08頁(2406号7面5)(2009/09/07)

国際労働運動 10月号
 画期的な国際連帯へ

 7月2〜7日、動労千葉訪米団がアメリカ・サンフランシスコを訪問した。1934年のゼネストから75周年を迎え、「過去の教訓を今に生かそう」と、ILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル10などが呼びかけた国際労働者会議に参加するためだ。
 会議には米日韓を始め、ブラジル、トルコ、イタリア、フィリピンの代表が参加し、大恐慌下、各国で体制内労働運動と対決し、社会主義をめざす労働運動を展開していることが明らかになった。そして、動労千葉の提出した3項目(①1047名闘争支援、②法大闘争支援、③11月労働者集会への結集)が唯一の決議事項になったように、動労千葉労働運動が世界に通用することが鮮明になった。
 特集の第1章では、動労千葉発行の『世界に翔びたとう10』をふまえ、訪米団の行動の概略を、国際会議を中心にまとめた。
 第2章では、新たなインターナショナルの萌芽というべき国際連帯の意義について論じた。そこでの動労千葉の牽引(けんいん)力は特筆に値する。
 第3章は、同時期にサンディエゴで開かれたNEA(全米教育協会)の大会に合わせて、全国労組交流センター教育労働者部会がUTLA(ロサンゼルス統一教組)の闘う教育労働者と交流した行動の記録である。