2009年11月 9日

沖縄 県民大会2万1千の怒り

週刊『前進』06頁(2415号1面2)(2009/11/09)

“普天間県内移設阻止”
 沖縄 県民大会2万1千の怒り

 「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する11・8県民大会」が、宜野湾海浜公園野外劇場内外に2万1千人を結集して開かれた。大会は、「普天間基地即時閉鎖・返還、県内移設絶対反対」の大会決議を採択した。米軍基地に対する県民の激しい怒りが示され、県内移設を早くも容認した民主党・連合政権への怒りの声があふれ出した。(詳報次号)
 この中で、政権与党となった国民新党の下地幹郎は「この集会は民主党政権を批判する場ではない」「日米安保は必要だ」と発言、会場のあちこちから「帰れ!」「ふざけるな!」と激しいやじがたたきつけられた。
 沖縄労組交流センターと全学連を中心とする部隊は、続々と結集してくる労働組合を始めとする県民に1万枚を超えるビラを手渡し、「民主党・連合政権にお願いしても基地はなくならない。労働者、学生の闘いの力で基地撤去を!」「13年間、辺野古の基地建設を止めてきたのは現場の実力闘争だ。沖縄県民と労働者こそが基地をなくす闘いの主体だ。ともに団結しよう」と訴えた。
 沖縄市職労の労働者は「民主党は県民の意識とまったくミスマッチだ」と語り、地元小学校の教育労働者は「公約を翻した民主党は県民を愚弄(ぐろう)している」「基地は即刻撤去。民主党政権は公約を守らないなら許さない」と怒りをぶつけてきた。
 「民主党・連合政権を打倒するぞ!」「鳩山・オバマ戦争会談を粉砕するぞ!」——労組交流センターと全学連のシュプレヒコールが力強く会場一帯に響きわたった。