2010年1月25日

動労千葉 2・1から48時間スト方針

週刊『前進』06頁(2424号1面3)(2009/01/25)

動労千葉 2・1から48時間スト方針
 総武線各駅で大街宣に立とう

 ストライキ貫徹へ決戦態勢築く

 JR千葉支社は1月19日付で、動労千葉津田沼支部の滝厚弘君に対して「ライフサイクル」制度で津田沼駅に強制配転する事前通知を行った。さらに21日には、幕張支部の小沢勇副支部長に対して、幕張車両センターの本区から千葉派出への強制配転を通知した。
 動労千葉はただちに強制配転撤回、外注化提案撤回を求めて総決起態勢に入った。幕張支部は22日の早朝から管理者への徹底抗議に立ち上がり、一切の超過勤務を拒否する非協力闘争に入った。また、ライフサイクル当該の滝君を先頭にして千葉支社への抗議申し入れを行い、組合員と動労千葉を支援する会を中心に駅頭情宣を展開した。
 さらに夕方6時から、「ライフサイクル第3次配転阻止、検修・構内業務外注化阻止、館山派出廃止絶対反対、国鉄1047名解雇撤回」を掲げて千葉市民会館で総決起集会を開催し、各支部組合員と支援が360人結集した。集会終了後には全員が千葉支社前に移動して激しい抗議行動をたたきつけた。

 怒りの総決起の先頭に平成採が

 総決起集会で長田敏之書記長は、「2月1〜2日に、すべての本線乗務員、運転職場(検修・構内業務、派出検査など)、営業職も含めた第1波ストライキに突入する」と方針を提起した。そして、「この攻撃はJRだけの問題じゃない。2・13全国総決起集会の大成功をかちとり、10春闘で数波のストライキをうちぬいて検修外注化攻撃を絶対に粉砕しよう。この過程で、必ず組織拡大を実現して勝負をつけよう」と檄を飛ばした。
 怒りの総決起の先頭に立ったのは平成採の青年組合員だ。「紙切れ一枚で賃金を5万も6万も減らし、運転職場から出て行けなんてふざけんじゃない」「怒りと悔しさでいっぱいだ」「むこうが動労千葉をつぶしにくるなら、こっちがつぶしてやろう!」。ほとばしる怒りに全組合員の気持ちがひとつになった。
 職場の中軸を担っている青年運転士を駅に強制配転するJR東日本の狙いは、駅の営業係を全面的に契約社員=非正規雇用に置き換えることにある。そして、契約社員ではできないような駅業務(発車合図などの運転取り扱い業務)を、駅に強制配転された青年運転士にやらせようとしているのだ。これは、労働者を使って他の労働者を非正規職に突き落とす攻撃だ。職場の団結を破壊することが、その狙いだ。
 幕張支部・小沢副支部長への強制配転は、まさに検修全面外注化を実行するための露骨きわまりない組織破壊攻撃だ。

 幕張支部の解体狙い役員を配転

 これで幕張支部では、支部書記長と2人の副支部長が本区から配転されることになる。動労千葉のベテラン労働者をすべて交番検査から外し、鉄道業務や安全などそっちのけで外注化強行の地ならしをしているのだ。不当労働行為と言わずしてなんと言うのか。
 当該の小沢副支部長は、「幕張支部は全員が役員、活動家になって外注化攻撃を粉砕しよう」と発言。山田護支部長は「当局は4月1日から外注化を強行すると言っているが、われわれは9年間にわたって千葉での外注化を止めてきた。この力で必ず阻止する」と宣言した。
 田中康宏委員長は、「外注化・子会社化攻撃はあらゆる企業でやられてきた。ほとんどの労働組合がこうした攻撃の手先と成り下がってきた。外注化阻止決戦で、この流れを絶対に断ち切ろう。動労千葉の反合運転保安闘争路線の真価をかけ、その発展をかけて全力で闘いに立ち上がろう」と呼びかけた。
 総力で決戦に突入した動労千葉と連帯し、検修外注化阻止へ闘おう。2・1〜2ストライキの支援行動に立とう。