2010年2月22日

3月スト決起から3・20イラク反戦へ 国鉄1047名闘争解体許さず解雇撤回の原則貫き団結しよう 三里塚「団結街道」廃道攻撃粉砕を

週刊『前進』06頁(2428号1面1)(2010/02/22)

3月スト決起から3・20イラク反戦へ
 国鉄1047名闘争解体許さず解雇撤回の原則貫き団結しよう
 三里塚「団結街道」廃道攻撃粉砕を

 2・1〜2動労千葉ストと2・13JR東日本本社大デモは、第2次国鉄決戦の爆発の火ぶたを切った。国鉄闘争をさらに爆発させて、民主党・連合政権打倒へ攻めのぼろう! 国鉄・三里塚・沖縄・法大決戦を一つの階級決戦、革命的大衆行動として爆発させよう。今や資本家階級と労働者階級が真っ向から激突する政治的・内乱的な大動乱期が到来している。階級闘争の主導権を握っているのは、動労千葉派、11月集会派であり、労働者階級だ。2・25三里塚現闘本部裁判判決に対し、千葉地裁を揺るがす1000人の大デモに決起しよう! 3月春闘ストから3・20イラク反戦闘争へ進撃しよう!

 青年労働者が決起を開始

 JR東日本による検修全面外注化、ライフサイクル強制配転の攻撃と、2月末にも到来する国鉄分割・民営化の決着をめぐる重大局面のただ中で、動労千葉は48時間ストを打ち抜いて大反撃し、さらに2・13JR東日本本社闘争が大爆発した。これは決定的な意義ある闘いとなった。今や動労千葉派が国鉄闘争と日本労働運動の主流派になる時が来た。
 世界大恐慌が進行し、大失業攻撃が激化している今こそ、国鉄1047名解雇撤回と検修全面外注化阻止の国鉄決戦の爆発をかちとり、プロレタリア革命勝利を切り開く絶好の情勢の到来だ。民主党・連合政権と4者4団体派による国鉄闘争解体策動を断じて許さず、動労千葉を先頭にさらに闘いぬこう。
 動労千葉は、労働者と労働運動の未来をかけて48時間ストを打ち抜き、第2次分割・民営化阻止決戦に、全組合員が意気軒高と突入した。その先頭に平成採の青年労働者が立っている。このことは国鉄分割・民営化の破産を突き出し、資本と権力を恐怖のどん底にたたき込み、逆に全労働者に勇気と展望を与え、闘いの活性化と高揚を生み出している。
 動労千葉は、仲間の強制配転に対し全員がストライキに立ち上がり、団結を固め、組織拡大をも実現して、資本に大打撃を与えている。世界大恐慌が爆発し、労働者階級の憤激が高まり、革命的情勢が成熟している時代のただ中で、動労千葉は勝利の展望を完全に指し示している。
 「この闘いをやりぬけば、今はまだ団結する手立てを見いだせていない無数の労働者の怒りの声が堰(せき)を切ったように流れ出す。今日はまだおとなしい労働者の大反乱が始まる。われわれはそのことを確信して立ち上がる」(動労千葉の闘争宣言)
 この動労千葉の確信と高揚感に満ちた闘争宣言を、全労働者のものとして闘おう。

 決定的な反合運転保安闘争

 動労千葉は、1972年の船橋事故闘争を闘う中で確立してきた反合理化・運転保安闘争路線の実践をもって、組合員の団結を強化し、強制配転と闘い、解雇撤回・外注化阻止を闘っている。動労千葉は事故の責任を労働者に転嫁することを断じて許さず、「事故の原因と責任は、合理化を強行する資本にある」ときっぱり断言して、合理化絶対反対を貫いてきた。そして仲間を全員で守り、組合の階級的団結をうち固めてきた。
 資本主義は、労働力を商品化し、剰余労働を極限まで搾取することを資本のあくなき増殖運動として繰り返す。そのために機械やコンピューターの導入、労働時間の延長や賃金カット、人員削減や労働強化など、あらゆる形で合理化攻撃を行う。だから資本との闘いは、最初から合理化との闘いだ。
 合理化絶対反対を貫くことは、資本主義にノーをたたきつけ、労働者の団結を強化・拡大する闘いだ。まさに合理化絶対反対闘争は資本主義の否定と打倒にまで突き進む闘いであり、実践でその立場が問われるのだ。
 世界大恐慌のもとで、資本による合理化攻撃が安全・事故問題を深刻化させている。日本航空の経営破綻と国策的救済による3人に1人の首切り(1万6千人の大量解雇)は、安全・事故問題に直結している。またトヨタ車のリコール問題、この間の新幹線の連続的な事故が示すように、資本主義の合理化と利潤追求は、安全崩壊・事故激発に行きついている。
 国鉄を先頭に、全逓、自治体、教労の4大産別を始め、あらゆる産別・職場で、反合理化・運転保安闘争路線を確立し、実践して、より団結を強化して闘おう。
 この中で、資本主義救済の連合・全労連指導部を打倒しよう。そして何よりも1047名闘争を最後的に売り渡す4者4団体派を断じて許さず、団結を固め、配転阻止、解雇撤回・検修外注化阻止へ断固闘いぬこう。

 大恐慌と世界的財政破綻

 資本主義・帝国主義を打倒し、プロレタリア世界革命に勝利する時代が到来した。世界の資本家どもの「景気回復過程に入った」という願望など吹き飛ばす激しさで、世界大恐慌は深化・発展している。
 大恐慌対策のための天文学的規模の財政投入が、逆に未曽有の財政危機を全世界で爆発させている。とりわけギリシャでは、国家財政が破綻し、EU管理下で公務員賃金凍結、社会保障削減、増税を打ち出した。それが労働者の怒りに火をつけ、公務員労働者45万人のゼネストが爆発した。
 一方、日本帝国主義の財政破綻はギリシャをはるかに超えている。09年末の国の借金(債務残高)は871兆円で、今年3月末には900兆円を突破する。財務大臣の菅直人は、「3月から消費税率引き上げの議論を始める」と発言、行政刷新大臣の枝野は「国の出先機関の統廃合で3万5千人の国家公務員を削減する」と言い出した。民主党・連合政権こそ、消費大増税と公務員労働者の大量解雇を強行する政権だ。しかしそれは労働者階級の総反乱を必ず爆発させるのだ。
 他方で、支配階級は分裂して死闘を演じ、政治危機を深め、労働者を支配する力を完全に失っている。資本家どもは、迫り来る労働者階級の怒りの総反乱に恐怖しきっている。すでに動労千葉ストと2・13闘争の爆発によって、第2次国鉄決戦と内乱的激突の火ぶたは切られた。

 国鉄決戦の前進を基軸に

 この中で民主党・連合政権は、国鉄、三里塚、沖縄、法政大という労働者人民の闘いの拠点の圧殺に躍起となっている。だがこれは資本家どもの断末魔の叫びであり、攻撃は矛盾と破綻に満ちている。労働者が職場で団結して闘えば、敵の攻撃は逆にすべてが敵の墓穴に転化するのだ。
 法大決戦を見てほしい。弾圧に次ぐ弾圧が、逆に闘う学生の団結を強固につくりだし、団結は国境を越え、革命のリーダーを次々と生みだしているではないか。国鉄を基軸に、三里塚、沖縄、法大決戦を一つの階級決戦として闘い、民主党・連合政権打倒の大闘争を爆発させよう! 世界大恐慌下での3月春闘ストから3・20イラク反戦7周年全世界一斉デモの大爆発に向け進撃しよう。
 2・25三里塚闘争(現闘本部裁判判決)に全力で決起しよう。さらに団結街道の廃道化攻撃粉砕、農地死守へ連続的に闘おう。2〜3月成田市議会闘争に立とう。
 44年間にわたって日帝と闘って勝利してきた三里塚闘争を解体することなど絶対にできない。三里塚闘争解体攻撃は、逆に労働者と農民の怒りに火をつけ、階級闘争の内乱的発展を切り開く。民主党・連合政権は、沖縄・辺野古への基地建設が「第二の成田闘争」になることに心底から恐怖している。階級闘争の主導権を握り、民主党・連合政権を追いつめているのは三里塚闘争だ。その正義性と歴史的勝利性だ。2・25闘争を圧倒的に打ち抜き、さらに団結街道廃道化粉砕・市議会闘争を闘い、3・28三里塚現地集会に全国から大結集しよう!
 沖縄闘争は、民主党・連合政権を根本から破綻に追いつめている。「普天間基地即時閉鎖・辺野古新基地絶対阻止」をかちとれ。4・28闘争から5・15沖縄現地闘争へ前進しよう!
 自治体労働者は、社会保険庁525人分限免職者との団結をうち立て、2・27社会保険労組解散大会へ怒りの弾劾行動に立とう。教育労働者は、「日の丸・君が代」不起立闘争に団結して決起しよう。「教育の民営化」粉砕の闘いを断固前進させよう。
 東京地裁は、2・5法大入試情宣で不当逮捕された法大生ら6学生の勾留延長を決定した。絶対に許すな! すべての労働者の怒りを結集し6学生を絶対に奪還しよう!
 闘う青年労働者はマル青労同に、闘う学生はマル学同に結集しよう。ともにプロレタリア世界革命の勝利に向かって闘おう!