2010年3月 1日

新刊紹介 国際労働運動4月号 普天間基地の撤去を

週刊『前進』08頁(2429号5面4)(2010/03/01)

新刊紹介 国際労働運動 4月号
 普天間基地の撤去を

 世界大恐慌のもと、民主党・連合政権の対米対抗的な「東アジア共同体」「対等な日米同盟」路線は、沖縄・普天間基地問題で重大な危機に立っている。戦後65年間、米軍基地に苦しめられ続けてきた沖縄人民の怒りはもはや限界に達しており、民主党の普天間移設問題でのペテンと裏切りに対して、普天間基地撤去、さらに沖縄の全米軍基地撤去の闘いが爆発することは必至という情勢が生まれている。一切は体制内労組幹部の制動をはねとばすことにある。
 第1章は、米帝のQDRとオバマ一般教書演説を取り上げ、基軸帝国主義・米帝の軍事・政治・経済など全分野での「2等国」への転落の危機を暴いている。
 第2章は、1〜2月に起きた海自のインド洋給油活動の終結、日米安保改定50周年の日米共同宣言、名護市長選での稲嶺氏の勝利、自衛隊のハイチ派兵、鳩山の施政方針演説、キャンベル米国務次官補来日と小沢訪米の要請、小沢不起訴決定などのできごとをとおして民主党・連合政権の脆弱性・凶暴性を徹底的に批判した。
 第3章は、普天間基地をめぐる民主党・連合政権の大ペテンと沖縄基地強化の攻撃を弾劾し、4・28〜5・15沖縄闘争の大爆発をかちとろうと訴えている。
 討議資料として「沖縄米軍基地の形成と辺野古攻防」を掲載。