2010年3月22日

国鉄闘争勝利の全国大運動を 動労千葉呼びかけ 沖縄基地撤去・安保粉砕 新たな闘いへ “労働者の団結が戦争とめる” 3・20イラク反戦7周年のデモに1880人 次は3・28三里塚で鳩

週刊『前進』06頁(2432号1面1)(2010/03/22)

国鉄闘争勝利の全国大運動を 動労千葉呼びかけ
 沖縄基地撤去・安保粉砕 新たな闘いへ
 “労働者の団結が戦争とめる”
 3・20イラク反戦7周年のデモに1880人
 次は3・28三里塚で鳩山政権を撃て

 特別アピールと感動の連帯発言

 3月20日、「イラク反戦7周年全世界一斉デモ、ワーカーズ・アクションin渋谷」が代々木公園に1880人の労働者・学生を結集し闘いぬかれた。(次号続報)
 全学連の倉岡雅美副委員長と広島の教育労働者の司会で集会は始まった。冒頭、JR東の検修外注化阻止などで4波のストを打ち抜いた動労千葉の田中康宏委員長が特別報告。与党と4者4団体など体制内派指導部が国鉄1047名解雇撤回闘争を奴隷的な「解決案」で終わらせようとしている現状を弾劾し、「87年の分割・民営化に次ぐ重大事態だ。23年の闘いの結論が国労解散とはあり得ない。動労千葉はこの局面で絶対に国鉄闘争の火を消してはならないとの全国運動を呼びかけたい」と提起した。
 さらに動労水戸の石井真一委員長が、「われわれは春闘ストに突入した。200人が自殺に追い込まれた分割・民営化の総括が問われている。カネで闘いを終わりにするなど許さない」と訴えた。
 国労秋田闘争団で鉄道運輸機構訴訟原告の小玉忠憲さんが、「われわれ闘争団有志は『解決案』をキッパリ拒否すると通告した。不当解雇の責任はJRにはないと、裁判も取り下げろと、これらを全部認めたらカネをくれてやるということだ。ふざけるな! おれたちは徹底的に闘う!」と激しい怒りを表明した。
 さらに沖縄北部合同労組の労働者が4・28〜5・15沖縄闘争への総決起を訴え、「民主党・連合政権は、普天間移設先を辺野古陸上か勝連沖(ホワイト・ビーチ)に決定すると報道された。鳩山政権と体制内派は沖縄の労働者人民の敵だ。日米安保粉砕、基地撤去、労働運動の力で辺野古移設をぶっ止めよう。動労千葉労働運動で労働者が主人公の沖縄を取り戻そう」とアピール。
 次いで全学連訪米団が、「法大闘争を世界に伝え、カリフォルニア全州ストのような大衆闘争を組織するリーダーになる目標で訪米した。アメリカの学生たちが『団結した学生は負けない』と私たちと同じスローガンで闘っていた。団結は海を越え一つになった!」と熱烈に報告した。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は、「三里塚も決戦だ。生活道路を廃道にして、市東孝雄さんの住居を空港の中に取り込んでしまう攻撃が切迫している。だが労働者・農民・学生の正義の抵抗闘争は必ず勝利する」と、3・28三里塚全国集会への参加を訴えた。
 さらに百万人署名運動事務局長の西川重則さんが「戦争に反対する私たちの思いは一つだ。5・15沖縄闘争に私たちも参加する」と述べた。闘う弁護士戦線からは、憲法と人権の日弁連をめざす会の森川文人弁護士が、「日弁連会長選挙で選出された新体制は司法改悪を延命させ、裁判員制度にも反対しない”ケレンスキー内閣”だ。5月18日に裁判員制度廃止の全国集会へ」と訴えた。獄中35年、無実の星野文昭同志からのメッセージが読み上げられた。

 基調報告と熱烈な決意に大高揚

 基調報告は千葉の医療労働者だ。「資本家たちは生き残りをかけて国鉄1047名闘争を終わらせようと必死だが、戦争も民営化も、非正規職化の攻撃も首切りも、止めるのは国会ではなく現場の闘いだ。資本主義の危機は労働者の危機ではない。労働組合をよみがえらせ団結すれば勝てる。世界のすべてを資本主義から取り戻そう」の提起に満場の拍手が応えた。
 動労千葉で強制配転と闘う青年労働者、動労西日本の山田和広副委員長、全逓の青年労働者、自治体労働者、神奈川の教育労働者、関西の青年労働者代表の金属労働者、医療福祉労働者を代表して東京北部の精研労組、法政大学文化連盟の斎藤郁真委員長から熱烈な決意表明が行われた。
 最後に織田陽介全学連委員長が「革命こそ歴史上最大の大衆闘争だ。労働者、学生、農民の組織を作ろう。国鉄と沖縄を軸にして労働運動の多数派を取る」と締めくくり渋谷デモに打って出た。