2010年3月22日

動労西日本 岡山と五日市で春闘スト

週刊『前進』06頁(2432号3面2)(2010/03/22)

動労西日本 “解雇を撤回せよ”
 岡山と五日市で春闘スト

 動労総連合・動労千葉は「国鉄1047名解雇撤回、検修業務全面外注化阻止、反合理化・運転保安確立」を掲げて10春闘統一ストに決起している。動労総連合の「西の砦(とりで)」として昨年9月に再建をかちとった動労西日本は、2波のストライキを貫徹した。
 3月13日はJR岡山駅で10春闘第1波ストライキに立った。午後2時から岡山駅前で行われたスト突入集会で、山田和広副委員長は「動労千葉のストに連帯し、契約社員制度廃止・解雇撤回まで闘う」と宣言した。集会には国労5・27臨大闘争弾圧被告団の富田益行団長ら40人が駆けつけた。
 岡山駅中央改札口に向けてのデモに続き、JR岡山支社包囲デモ。続けて岡山市民会館で行われた「山田くんを支える会」結成集会では、大江照己委員長が「新たな1047名闘争が岡山から開始された」と宣言し、動労西日本の現場組合員3人全員が第2波ストへの決意を明らかにした。
 3月17日には広島・五日市駅を拠点に10春闘第2波ストに立ち上がった。岡山駅の山田副委員長も指名ストに入って五日市駅に駆けつけ、現場組合員3人がストに突入した。
 午後6時半からスト突入集会を行った。大江委員長のあいさつに続き、岡崎組合員が「ストライキ宣言」を読み上げた。「2010年は国鉄決戦の年である。国鉄1047名解雇撤回闘争を解体せんとする策動が強まっている。国鉄1047名解雇撤回闘争こそ、民主党・連合政権打倒の労働者の結集軸だ。動労西日本が再建されたのは、昨年の9月19日である。決死の思いで動労千葉とともに闘うことを誓い再建した動労西日本は、10春闘に渾身(こんしん)の決起をした」
 最後に山田副委員長が「あらゆる職場で働く青年労働者の怒りに火を付けよう。動労西日本は契約社員制度廃止・解雇撤回まで闘う。3月20日は東京・代々木公園へ結集して、腐った資本主義を打倒しよう」と力強く訴えた。
 ストライキには、地域の闘う労働者や、法政大の学生弾圧と闘い、3・4カリフォルニア教育ゼネストに参加した全学連の仲間ら50人が駆けつけた。
 動労西日本は、山田副委員長の雇い止め最後の出勤日である3月31日まで波状的・連続的にストライキで闘う方針を打ち立てている。岡山県労働委員会に解雇撤回を求めて不当労働行為の申し立ても行い、「新たな国鉄1047名闘争」として闘う決意を固めている。山田副委員長を先頭に青年労働者の獲得へ驀進(ばくしん)している。