2010年3月29日

ふざけるな! 倉岡さん(法大)に停学1年

週刊『前進』06頁(2433号1面2)(2010/03/29)

ふざけるな! 倉岡さん(法大・人環学部3年)に停学1年
 4・23法大闘争で処分撤回させよう
 大学の主人公は学生だ

 法政大学人間環境学部教授会は3月17日、同学部生の倉岡雅美さんに対してまったく不当な「停学1年」の処分を決定した。昨年の「停学6カ月」に続く、3度目の処分だ。
 処分理由は昨年4月24日の1500人集会開催だ。不当処分に声を上げたことが処分理由である。大学を批判したら警察に売り渡して処分する。こんなやり方が許されていいはずがない。大学からたたき出されるべきは、大学を私物化し学費をマネーゲームに使う理事会ではないのか!
大学の主人公は学生だ。学生の力で処分を撤回させよう!
 処分には1ミリの正当性もない。人環教授会が3月11日に行った倉岡さんの事情聴取では、教授会執行部主任の長峰(教授)自身が「理事会に言われてやっているだけだ」と、理事会の命令でやっているにすぎないことを暴露した。この長峰教授は4月から学部長に就任する。学生を処分して、自らは出世する。こんなことが許されていいはずがない。
 反撃はすでに開始された。「僕たちは法大の犬じゃない! ふざけるな!」——これは倉岡さんへの処分撤回に向けてサークル員が書いたメッセージだ。法大当局よ、震え上がるがいい! これが学生の力だ! 学生は学友の不当処分に対してストレートに声を上げている。3月17日の処分決定以降、処分撤回メッセージが続々と集まっている。
 学費高騰、就職難、サークル規制、教育が金もうけの手段にされている現実……。学生の怒りは爆発寸前だ。倉岡さんへの処分を許さないという声は、「学生は商品じゃない!」という学生の根源的怒りであり、叫びだ。
 仲間の処分に怒り行動することこそ、学生が団結を取り戻す闘いだ。学生が団結して立ち上がれば、大学を学生の手にとり戻すことはできる。大学を批判する学生を処分しキャンパスからたたき出してきたやり方がいつまでも通用すると思ったら大間違いだ。
 学生は今こそ声を上げよう。4・23法大解放総決起集会で処分を撤回させよう!