2010年4月19日

日誌 2010年 4月7日〜13日

週刊『前進』06頁(2436号3面4)(2010/04/19)

日誌 2010年 4月7日〜13日
 キルギスで政権崩壊/オバマ呼びかけの核安保サミット開幕

●キルギスで政権崩壊 中央アジア・キルギスで、野党勢力による反政府デモで、バキエフ大統領は専用機で首都ビシケクを脱出した。ウセノフ首相率いる内閣も総辞職を表明し政権は事実上崩壊。野党側はオトゥンバエワ元外相を首班とする臨時政府樹立を宣言した。(7日)
●辺野古でつり下げ訓練 名護市辺野古周辺の上空で、米軍ヘリコプターが兵隊5人をロープでつり下げ旋回する訓練を実施しているのが目撃された。同市基地対策室によると、前日も同じ訓練が確認されたが、それ以前には少なくとも3年間は実施されていない。(7日)
●米ロ、核軍縮条約署名 オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は、チェコの首都プラハで両国の戦略核をそれぞれ1550発以下に削減する新たな核軍縮条約に署名した。発効すれば、米ロは配備する核弾頭数を、現状から約3分の1減らす義務を負う。(8日)
●密約文書、国に開示命令 1972年の沖縄返還の際に日米両政府が交わしたとされる「密約文書」情報公開訴訟で、東京地裁は密約の存在を認め、国が文書の不存在を理由に開示しなかった処分を取り消し、開示を命じる判決を言い渡した。原告1人当たり10万円の国家賠償も命じた。(9日)
●タイ軍と元首相派が衝突 タイ政府は、首都バンコクに軍部隊を出動させ、反政府集会を続けるタクシン元首相派「反独裁民主同盟」の強制排除を開始した。軍は催涙弾やゴム弾を使用。同盟側も銃や爆発物を使って抵抗したため、市街戦になり、21人以上が死亡した。うち1人がロイター通信日本支局に勤めるカメラマン。(10日)
●鳩山、5月決着を明言 鳩山首相は、ワシントンで開かれた核安保サミットの夕食会でオバマ米大領の隣に座り、約10分間意見交換した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、鳩山は「5月末までに決着する。大統領にも協力願いたい」と語り、協力を求めた。オバマの反応については「感触も申し上げられない」と記者に説明した。(12日)
●普天間移設、県内に機能存続 平野官房長官は記者会見で、米軍普天間飛行場移設に関し「(普天間の)機能の何を県外に出すのか、今検討あるいは調整の中にある」と述べ、普天間飛行場の滑走路を含む本体ではなく、県内に機能を残したまま進める考えを示した。(12日)
●核安保サミット開幕 オバマ米大統領が開催を呼びかけた初の「核安全保障サミット」が米首都ワシントンで始まった。オバマは冒頭発言で、サミットを「第2次大戦後、国連が招集されて以来、最大のもの」と開催意義を強調した。(12日)
●日ロ首脳会談 鳩山は、核安保サミット会場内で、ロシアのメドベージェフ大統領と会談し、今年6、9、11月に首脳会談を開くことで一致。鳩山は「北方領土の帰属問題を解決しよう。首脳間で領土問題を本格的に議論したい」と要請した。(13日)