2010年4月26日

日誌 2010年 4月14日〜20日 徳之島3町長、会談拒否

週刊『前進』06頁(2437号4面2)(2010/04/26)

日誌 2010年 4月14日〜20日
 オバマ「普天間は現行計画で」/徳之島3町長、会談拒否

●米軍車両が接触、「時間ない」と逃走 那覇市内の国道で、米軍トラックによる当て逃げ事故が起きた。運転席の兵士は時計を指さし、時間がないという素振りをして制止を振り切って逃走した。浦添署が米軍車両を発見し事情を聴いた。那覇署は道路交通法違反の疑いで調べている。(14日)
●オバマ「(普天間は)現行計画で」
 オバマ米大統領が鳩山首相との12日の非公式会談で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画の履行を強く求めていたことが分かった。複数の外交筋が明らかにした。(15日)
●内閣支持続落25% 朝日新聞社が実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は25%で前回調査(3月14、15日)の32%から下落し、昨年9月の政権発足以来初めて3割を切った。不支持率は61%(前回47%)に急増。(17、18日)
●山田・杉並区長らが新党結成 東京都の山田宏・杉並区長らが、首長や地方議員が中心の新党「日本創新党」の結成を発表した。党首には山田が就任し、代表幹事に中田宏・前横浜市長、政策委員長に斉藤弘・前山形県知事。新党は5月下旬に結党大会を開き、参院選の候補者を発表する。(18日)
●徳之島、反対集会に1万5千人 米軍普天間飛行場の移設候補地に挙げられている鹿児島県の徳之島で、移設反対集会が開かれ、島内や奄美群島などから約1万5千人が参加した。人口約2万6千人の島としては異例の規模。徳之島での大規模な反対集会は、約4200人を集めた3月28日以来3度目。(18日)
●橋下知事ら地域政党 大阪府と大阪市を解体・再編して「大阪都」を新設する構想の実現のため、橋下徹知事が府議や大阪市議らとつくる政治団体が府選挙管理委員会に設立を届けた。名称は「ローカルパーティー『大阪維新の会』」で橋下が代表に就く。「大阪維新の会」は国会議員を擁しない地域政党で夏の参院選にも候補者は擁立せず、国政とは一線を画す。(19日)
●徳之島3町長、会談拒否 鳩山内閣は、米軍普天間飛行場の移設先として検討している鹿児島県徳之島の3町長に対し、平野官房長官と会談して欲しいと要請した。3町長は会談には応じられないとの見解で一致し、拒否する考えを伝えた。(20日)
●防衛相「なかなか厳しい」 北沢防衛相は、政府が米軍普天間飛行場の移設先に検討している鹿児島県・徳之島について「今の状況ではなかなか厳しいものがある」との認識を明らかにした。5月末までの合意について「(米国という)交渉相手がいて難航が予想される。5月末までに片付くのか、私の立場で申し上げられない」と疑問視した。(20日)
●米軍つり下げ訓練で抗議決議 名護市議会は、辺野古周辺空域で4月6、7の両日、米軍ヘリコプターが兵士をつり下げて訓練したことに抗議し、訓練の中止などを求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。 (20日)