2010年4月 5日

斎藤 法大文連委員長の「退学処分」弾劾、富山大・仲井君に退学処分

週刊『前進』08頁(2434号5面2)(2010/04/05)

斎藤 法大文連委員長の「退学処分」弾劾
 全世界の学生の団結で打ち破ろう

 法政大学法学部教授会は3月26日、同学部生の斎藤郁真君(文化連盟委員長)に「退学処分」を下した。腹の底からの怒りをもって弾劾する!
 08年の新生文化連盟の決起以来、弾圧による8カ月の獄中闘争をもはね返し、常にリーダーとして法大闘争の最先頭に立ってきた斎藤君への退学処分は、3万法大生全体への襲撃にも等しい。過去4年間の処分ともまったく質が違う。斎藤君への退学処分をもって、文化連盟と法大当局は、倒すか倒されるかの絶対的な対決構造に入った。
 同17日付の倉岡雅美さん(人間環境学部)の停学1年処分への怒りと一体で、処分撤回、法大・増田独裁体制打倒までやむことのない闘いに総決起することを宣言する。
 処分理由は「09年2月入試での大音量での情宣活動」「09年4月24日の外濠校舎での集会」とされている。さらに斎藤君が「反省文」を提出しなかったから退学だという。こんな処分はデタラメだ! 法学部教授会の2月2日の「事情聴取」では、入試や4月24日の事実関係など一切触れていない。4・24集会には1000人の法大生が授業を抜け出して大合流した。法大生が団結し闘うことが処分理由とされるなど、絶対に許せない!
 斎藤君はただちに「法学部教授のみなさん、あなたがたは一体何のために教鞭(きょうべん)をとっているのか? 自らの知識が営業の一手段へと、ますます卑俗なものへと貶(おとし)められていいのか? 少なくとも自分の知識に、形成された思想にウソをつくな。反省をするのはあなたたちであって、私ではない!」と戦闘宣言を発している。
 不当処分への怒りは日増しに高まっている。法大闘争は、カリフォルニアの100万人教育ゼネストと合流し、大恐慌を世界革命へ転化する最先端の闘いに押し上げられた。斎藤君と倉岡さんへの処分で墓穴を掘ったのは法大資本だ。キャンパスから処分と教育の民営化への巨大な反乱を巻き起こす。新歓で新入生と大合流し、4・23法大集会の爆発と全国・全世界の学生の団結の力で、不当処分を必ず撤回させる!
 (法政大・G)

 富山大・仲井君に退学処分

 3月24日、富山大・西頭学長は仲井祐二君(理学部)に対し「退学命令書」を通知してきた。斎藤・倉岡処分と一体のこの暴挙を徹底弾劾する。
 「再三の面談を行い助言・指導(してきた)」とありもしない事実をねつ造しているが、要は西頭学長のトップダウンの処分を理学部教授たちが追認したということだ。
 富山大学ではこの3年間で3人の学生が不当逮捕され、3人が訓告処分とされた。その上に今回の退学処分だ。しかし、富大生は団結を崩すことなく闘い続けている。
 富大当局は学生自治会と新樹寮廃寮阻止の闘いが富大生1万人と結合することを恐れている。退学処分は、当局の追い詰められた姿だ。こんな処分は初めから破産している。学生の怒りはさらに燃え上がる。退学処分撤回! 西頭学長こそクビだ!
 (富山大・K)