2010年4月 5日

印刷局・経営局で闘う決意

週刊『前進』08頁(2434号7面2)(2010/04/05)

印刷局・経営局で闘う決意

 21世紀革命に勝利する党建設の最重要課題として、マルクス主義と革共同の綱領草案に基づく労働運動の実践を日常不断にやり抜き、党活動の核心中の核心に機関紙・誌活動を据え、工場・経営と地域に網の目のように張り巡らされた機関紙配布網を建設しよう。この活動を最先頭で担うため、前進印刷局と経営局に新たに着任した3同志の決意を紹介します。(編集局)

 党は機関紙で一致し機関紙で団結する! 印刷局 上野 登

 日帝ブルジョアジーは、過剰資本・過剰生産力という自らはけっして解決できない矛盾にあえぎ、改憲・戦争、民営化・労組破壊(労働者の団結破壊)に象徴される新自由主義政策によって延命してきました。しかし、革共同を中心とした勢力がこれを粉砕して勝ち抜き、労働者階級の団結を守り抜いてきました。
 昨年の8・30に労働者階級の力で自民党政権が打倒されたことで、革命情勢は一気に成熟しました。代わって登場した民主党・連合政権は徹頭徹尾、資本主義救済の立場に立ち、自民党以上に革共同や動労千葉派、沖縄の労働者人民の闘いに敵対しています。しかし、それによって帝国主義の最弱の環・日帝は、さらなる体制的危機に陥っています。
 新自由主義が世界的に破産し、大恐慌・大失業に対する労働者階級の国際的なランク&ファイルの闘いが始まっています。労働者階級は闘いの中から世界単一の革命的労働者党を希求する地平に到達し、敵階級を迎え撃っています。社会の主人公である労働者階級が支配階級となるべき時代が到来しました。
 求められているのは、世界単一の革命的労働者党です。党は機関紙活動を軸につくられなければなりません。機関紙の内容で一致し、機関紙で団結することです。機関紙は、労働者階級が革命の主体としての能力を身につけていくための最も重要な武器です。11月労働者集会で開始された労働者階級の国際連帯・団結を日本中、世界中に拡大させるためには、非公然の機関紙配布網をつくり上げることが絶対に必要です。それにあたり、昨年、革共同が綱領草案を出す地平に達したことは決定的です。そして、法大闘争が党中央に人を輩出するまでになったことは、党建設が新たな段階に進んだという点で決定的な地平を切り開いたと考えています。
 革共同を強化・発展させるために、私はいかなる反動があっても機関紙を発行し続け、機関紙拡大闘争によって党をつくるために、仲間とともに全力で闘う決意です。反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命の勝利のために、機関紙活動を軸にして、世界単一の革命的労働者党をつくり上げよう!

 党勢・機関紙拡大へ『前進』発行担う喜び 印刷局 秀島史勝

 いよいよ「大恐慌を革命へ」の闘いが本格的に求められる情勢にあって、新たな決意で印刷局の闘いを担っていく決意です。
 世界大恐慌がますます深まる中で、労働者階級人民はあらゆる場所で決起を開始しています。われわれは、09年11・1労働者集会を「大恐慌を革命へ」の展望を切り開く国際連帯集会としてかちとり、あらゆる職場に党を建設していく闘いに突入しています。
 職場で体制内指導部と激突しながら動労千葉労働運動を進める中で、あるいはキャンパスで暴処法弾圧と真正面から闘う中で、党が圧倒的に求められています。
 〈機関紙拡大×職場細胞建設×動労千葉型労働運動と労働組合建設>の実践を貪欲(どんよく)にやり抜き、巨大な党建設に踏み出すことが決定的です。
 こうした中で、機関紙発行体制の持つ意義はいよいよ絶大です。機関紙をもって階級の中に分け入り、機関紙で党を拡大し、機関紙で呼吸していく、いわば党活動の血液としての位置をもっています。
 党が破防法弾圧を粉砕する自前の機関紙印刷体制を手にし、国家権力との斬(き)り合いの中で、毎号欠かすことのない発行を堅持し、全党の闘いと結合して機関紙を維持・発展させてきていることは、党と労働者階級の最大の財産です。
 この前進社本社の機能の一切が『前進』を確実に発行することに向けて動いています。
 昨年10月の前進社への不当捜索攻撃は、国家権力の側がこの激動情勢の中でなんとしても『前進』の発行に傷を付けようとして反革命的に踏み込んできたものとしてありました。非合法・非公然体制を堅持・強化し、『前進』の発行を守り抜くための攻防は決定的です。
 09年の闘いが端緒的に示しているように、激動期は、これまでの「常識」などエピソードにしてしまうような党勢拡大、機関紙拡大が展望される情勢でもあります。
 この革命情勢において、『前進』発行を担えることに勝る喜びはありません。党と階級の要請に正面からこたえ、自らの飛躍をかけて全力で闘いぬく決意です。

 『前進』は職場闘争・反戦闘争の武器だ! 経営局 上川 高

 「階級意識とは、『自分は結局、会社側・経営側とまったく相容れない存在だ』『あいつらを打倒しない限り自分たちは絶対に浮かばれない』と、闘いの中で否応なしに感じざるを得ないものだ」(中野洋著『甦る労働組合』)
 革共同の歴史は『前進』の歴史であり、その組織は『前進』の作成・印刷・配布のために形成されたものだ。そして『前進』の歴史は、労働者階級が帝国主義ブルジョアジーやスターリン主義など一切の体制内勢力と対決して階級意識——冒頭の文章のような怒りと憎しみ!——を鮮明化させ、階級的−党的団結を形成・再形成してきた歴史でもあった。それは、マルクス主義・レーニン主義の愚直な、オーソドックスな貫徹だった。
 レーニンは「マルクス(資本論)の継承か解体か」をかけて闘い、ロシア革命という人類史の偉大な前進を切り開いた。一方、われわれは本多延嘉書記長を先頭に「レーニン主義の継承か解体か」と問題を提起して闘い、70年安保・沖縄闘争という形でプロレタリア革命の現実性を明々と開示した。
 この二つは同じぐらいの、世界と日本の労働者階級の勝利、前進だった。だからこそ反動も激しかった。しかし革共同と日本労働者階級は、この困難(国家権力の破防法発動と星野文昭同志への無期攻撃、カクマルによる3・14反革命)を真正面から見すえ、四半世紀にわたる内戦を闘い、動労千葉労働運動と革共同綱領草案、そして非転向で闘いぬく星野同志の存在としてこの大恐慌の時代に屹立(きつりつ)している。今やわれわれは全世界を獲得しようとしている。
 もはや資本主義・帝国主義は労働者階級に大失業と戦争を強制する以外に生きていくことができない。資本主義の最後の延命策である新自由主義は、今も社会を隅々まで破壊し続けている。怒りは社会に満ち満ちている。
 「世界大恐慌の爆発によって、階級闘争は、この大恐慌をプロレタリア革命に転化するか、逆に資本主義の救済に走るかの非妥協的な党派闘争として激しく進展しはじめた」(『前進』2425号大倉論文)
 労働者階級が激しい階級闘争をとおして自らの理論と組織をもつならば、本当に勝利できる時代が来た。
 この闘いのための武器であり続けたもの、またこれからさらに決定的な武器となるものこそ『前進』だ。『前進』こそ職場闘争、反戦闘争の唯一の武器だ。
 資本や体制内勢力との激しい激突の中で『前進』を労働者の全国(全世界)的政治新聞として、また職場・生産点との「生きた交通」そのものとして作り、全国の職場・キャンパス・街頭の隅から隅まで行き渡らせること、そのための組織をつくること、この闘いのみが階級的労働運動を前進させ、連合を打倒し、大恐慌をプロレタリア革命に転化すると私は確信している。
 すべての同志、『前進』読者のみなさんとともに、この闘いの先頭に立つことを決意する。自らがつくり出してきた仲間との団結への誇りを胸に、ともに闘わん!