2010年5月 3日

新刊 国際労働運動6月号 闘うトルコ労働者

週刊『前進』10頁(2438号10面1)(2010/05/03)

新刊案内 国際労働運動 6月号
 闘うトルコ労働者

 トルコで画歴史的な民営化反対闘争が爆発している。タバコ・アルコール専売公社(TEKEL)の民営化に伴う全員解雇と、非正規化した上での劣悪な条件での再雇用という攻撃に反対する闘いだ。民営化と闘う全公共部門の労働者の闘いを牽引(けんいん)し、巨大な階級的反撃の結集軸となる闘いとして発展している。それは日本階級闘争における国鉄1047名解雇撤回闘争のような位置を占める闘いである。
 第1章では、所属する組合の体制内指導部による闘争圧殺を許さず、自ら巨大な反撃を組織して決起したTEKELの労働者の闘いの決定的意義を明らかにする。
 第2章では、クルド人民の民族解放闘争の新段階について分析する。トルコの階級情勢の激化の中で、トルコ人労働者とクルド人労働者の共同闘争の発展、クルド人民の独立闘争の激化という新段階が切り開かれていることを明らかにする。
 第3章では、世界大恐慌のもとでのトルコ経済危機と支配階級の分裂の激化という体制的危機の深刻化の中で、労働者階級がついに階級決戦に打って出たことの決定的な意義を明らかにする。
 翻訳資料は、米・カリフォルニア州リッチモンド教組のランク&ファイルの闘いを紹介する。