2010年5月17日

“安保粉砕・基地撤去を” 5・15沖縄へ各地で集会

週刊『前進』06頁(2439号5面2)(2010/05/17)

“安保粉砕・基地撤去を”
 5・15沖縄闘争へ各地で集会

 処分撤回闘う仲井君が基調 富山

 4月28日富山市で、北陸労組交流センター、北陸ユニオン、富山大学学生自治会、百万人署名運動富山連絡会の呼びかけで、4・28沖縄デー集会がかちとられた。
 集会は、不当な退学処分撤回を闘う富山大学学生自治会の仲井祐二君が基調提起。4・25沖縄県民大会9万人結集を感動的に報告し、「米軍基地はどこにも造らせない。国鉄1047名闘争勝利と安保粉砕・米軍基地撤去を一体のものとして闘い、グラグラの鳩山民主党・連合政権を労働者・学生の団結した力で打倒しよう!」と力強く訴えた。続いて富山大学の女子学生が、「学生のみなさんに問いたい。今の社会で満足ですか? 未来に希望が持てますか? 社会をつくっていくのは私たちです。5月15日沖縄に一緒に行きましょう!」と元気よく呼びかけた。
 北陸労組交流センターの青年労働者が、「沖縄の労働者と連帯して、本土の私たち労働者が団結して米軍基地を撤去しよう」と熱烈に訴え、デモに出た。
 翌29日、青年労働者と学生を先頭に連合富山中央メーデーへの情宣を行った。国鉄闘争を訴える労組交流センターのビラを労働者にまききった。

 原爆ドーム前広大生先頭に 広島

 4月29日朝9時、広島の労働者・学生は連合広島の第81回中央メーデー(広島市中央公園)への大宣伝行動に広島労組交流センターを中心に登場した。「国鉄1047名闘争の解体を許すな」「沖縄9万人決起と怒りをひとつに、米軍基地撤去! 日米安保をぶっつぶそう」「民主党政権と連合本部を打倒しよう」と呼びかけた。計2500枚のビラが吸い込まれるように受け取られた。社保庁分限免職者の平口雅明さんは解雇撤回の署名を求め、多くの労働者が応じた。
 午後1時からは原爆ドーム前に移動し、広島反戦共同行動委員会主催で「4・28沖縄デー」集会を行った。4・25沖縄県民大会に参加した仲間から「沖縄の労働者民衆の思いは米軍基地撤去だ」とリアルな報告が行われた。動労西日本の大江照己委員長は、決戦局面を迎えた1047名解雇撤回闘争の勝利への特別アピール。広大の新入生とともに登場した全学連の学生は「5・15沖縄に青年・学生の大隊列を登場させ、本土−沖縄を貫く労働者の団結で民主党・鳩山政権を打倒しよう」と決意を述べた。
 集会後、青年労働者を先頭に広島市の繁華街一周デモに出発した。

 4人の派遣団が熱烈な決意 新潟

 5月3日、新潟市の中心街で「普天間基地即時閉鎖! 辺野古新基地建設阻止! 沖縄—本土の怒りで民主党政権を打ち倒そう! 5・3沖縄集会」とデモが60人の結集で闘われた。
 5・15沖縄闘争に決起する青年労働者が司会をつとめ、DVD「沖縄戦後闘争史」と沖縄の青年・富田晋君のアピールが上映された。続いて、新潟大学教授・宮薗衛さんが「沖縄米軍基地の歴史」について講演した。
 主催者の百万人署名運動新潟県推進委員会事務局は基調報告で、「沖縄の労働者民衆とともに第3次安保・沖縄闘争を爆発させよう、青年の怒りと情熱で鳩山政権打倒を」と提起した。
 特別報告に立った国労の青年は、政治解決案に絶対反対している動労千葉と国労闘争団を支える決意を語った。4人の沖縄派遣団は5・15〜16現地闘争への決意を語り、熱烈にカンパを訴えた。集会後、新潟市の象徴である万代橋を渡り、連休のイベントでにぎわう若者の街、万代シティまで圧倒的な注目を浴びながらデモを貫徹した。