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被曝強制の常磐線延伸を阻もう JRは労働者と住民を犠牲にするな 3・25動労水戸支援集会へ

週刊『前進』02頁(2830号01面01)(2017/03/23)


被曝強制の常磐線延伸を阻もう
 JRは労働者と住民を犠牲にするな
 3・25動労水戸支援集会へ



(写真 JRダイヤ改定反対ストに決起【3月4日 水戸駅前】)

(写真 3・11反原発福島行動17に家族会と駆けつけた動労水戸【郡山市】)


 動労水戸―動労総連合は、4月1日の常磐線小高―浪江間の運行再開・列車乗り入れを徹底弾劾し、福島の労働者・住民とともに現地での闘いに立ち上がります。
 「3・11反原発福島行動17」で噴出した福島の怒りの先頭に立ち、浪江現地と東京・新宿を結ぶ大闘争を実現しよう。「3・25被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘2周年集会」―4・1常磐線延伸阻止闘争に総決起しよう。

避難者抹殺の攻撃と一体

 JR東日本の常磐線延伸は、安倍政権の原発再稼働に向けた最先端の攻撃であり、福島県民を丸ごと切り捨てるものです。絶対に許してはなりません。2011年3・11以来、動労水戸が切り開いてきた被曝労働拒否闘争の真価が問われる闘いです。これはまた、避難者に対する住宅補助の打ち切りと一体です。その攻撃の先頭に立っているのが小池百合子・東京都知事です。
 安倍―小池のもとでの金権と腐敗にまみれた豊洲移転問題や森友学園事件が人民の怒りの的となっています。安倍政権とJR東日本による常磐線全線開通攻撃は、まさにこれらの腐敗と同質のものです。2020年東京オリンピックをめぐる巨大利権は、原発事故の被害の実相を生きて告発し続ける原発事故避難者の抹殺攻撃を前提としています。
 自民党総裁の任期延長、新共謀罪、労働法制大改悪、改憲......あらゆる攻撃はひとえに資本家階級の生き残りをかけた絶望的なあがきにほかなりません。しかし、その犯罪性を満天下に暴き、怒りを組織する主体が存在し続ける限り、やつらの攻撃は即座に墓穴となるのです。常磐線全線開通攻撃と闘う動労水戸--動労総連合の6年にわたる被曝労働拒否の闘いの核心がここにあります。この闘いは、福島県民の心の底からの信頼をかちとっています。

JRこそ地域破壊の元凶

 今回の常磐線運行再開をめぐってのJR東日本水戸支社と動労水戸との団体交渉の席上で、会社は「常磐線運行再開は鉄道会社としての社会的責務」とまで言い放ちました。分割・民営化で公共交通を金もうけ企業として食い物にし、ローカル線を切り捨て、外注化によって鉄道の安全の根幹を破壊してきた会社が「社会的責務」だと! 断じて許すことはできません。被曝と帰還の強制にほかならない常磐線の運行を止めることこそが、鉄道労働者・労働組合にとっての「社会的使命」です。
 動労水戸が被曝労働という全人民的な課題に対して真っ向からストライキを対置し、組合の総力で闘ってきたことが、福島県民、原発労働者との信頼と結合をつくり出してきました。安倍政権とJRこそが人間的共同性を破壊し、地域と社会を崩壊に追い込んでいるのです。
 4・1の小高駅(南相馬市)―浪江駅(浪江町)間の運行再開の攻撃は決定的な踏み込みです。浪江駅以南は福島第一原発が立地する双葉町・大熊町にまたがる広大な帰還困難区域となっており、今なお想像を絶する高線量のもとにあります。さらにJR東日本は、今年10月を目途として常磐線竜田駅(楢葉町)―富岡駅(富岡町)の運行再開をも強行する構えです。
 同時に国・自治体・JRが一体となった復興プランの一つとして推し進められている「コンパクトタウン」は、常磐線沿線の各駅を中軸とした「半径数キロの町」を建設し、そこに自治体機能の一切を集約するとしており、楢葉町などですでに建設が始まっています。JRこそが「選択と集中」の名による地域破壊の先頭に立っているのです。
 しかし、避難指示を解除した自治体の帰還率は軒並み1割を下回り、「コンパクトタウン」はさながら放射能の海の離れ小島のようです。
 帰還政策の強制的展開によって、福島の自治体の機能は崩壊しています。自治労福島の発表により、2017年冒頭から2月末までに福島県と市町村の自治体職員計5人が自ら命を絶っているすさまじい事態が明らかとなりました。復旧・復興の最前線に位置づけられている自治体労働者の決起こそが、帰還強制攻撃を粉砕するカギです。

今も収まらぬ福島の怒り

 動労水戸と地域の労組が一体となって、原発事故被災者の方が住む仮設住宅に「被曝と帰還の強制反対署名」(ふくしま共同診療所呼びかけ)を持って入りました。戸別に訪問しましたが、最初は、「もう遅いよ」「ダメだ」ととりあってくれなかった方が、私たちの帰還強制に対する思い、怒りを伝えると少しずつこちらを向いてくれました。動労水戸が浪江町への帰還強制に反対して闘っていることを話すと、原発事故へのやむことのない怒り、あきらめられない思いを1時間以上も訴える方もおり、多くの方が「昔の(=避難する前の)住所でいいのか? それとも今の(仮設住宅の)住所でいいのか?」と言いつつ署名に応じてくれました。「あんな所、帰れる状態じゃない」「除染は無意味だ。放射線は出続けている」「終わりじゃない。問題はこれから大きくなる」----次々と深い怒りが噴き出し、福島の怒りはけっして収まらず、マグマとなって渦巻いていることを確信しました。
 4・1闘争は、世界大恐慌と朝鮮核戦争情勢のもとで、人類史的使命を担い、すべてを変革し、新たな社会を建設する主体である労働者階級がいかに登場し行動するのかを示す決定的な闘いです。労働者革命に突き進む韓国・民主労総と固く団結する闘いです。すべての皆さんに、3・25動労水戸支援共闘2周年集会―4・1常磐線浪江延伸阻止の現地闘争への結集を呼びかけます。

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常磐線浪江延伸阻止!被曝労働拒否をたたかう
3・25動労水戸支援共闘集会
 3月25日(土)午後2時
 すみだリバーサイドホール(東京都墨田区吾妻橋1―23―20)

 【行き方】
  東武伊勢崎線「浅草駅」正面口から約5分
  東京メトロ銀座線「浅草駅」5出口から約5分
  都営浅草線「浅草駅」A5出口から約5分
  都営浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口から約5分

「自主避難者」への住宅支援うち切り反対 安倍―小池打倒
3・31都庁包囲デモ
 3月31日(金) 午前11時30分集合、正午デモ
 新宿中央公園「水の広場」 (新宿区西新宿2―11)
 主催/NAZEN東京、動労東京、全国労組交流センター

4・1常磐線浪江延伸抗議行動
 4月1日(土)/浪江現地