週2回月・木発行『前進』
[メニュー][トップ]

デッチあげやめろ 大阪地裁で広島弾圧の勾留理由開示公判闘う

週刊『前進』04頁(2851号04面03)(2017/06/12)


デッチあげやめろ
 大阪地裁で広島弾圧の勾留理由開示公判闘う


 5・18広島事件で不当逮捕されたT同志の勾留理由開示公判が、6月2日午後、大阪地裁804号法廷で開かれた。
 わずか35席の傍聴席に対し、倍以上の労働者・学生が傍聴に詰め掛けた。「有印私文書偽造」などの容疑をデッチあげられ逮捕されたT同志は、完全黙秘・非転向を貫いている。法廷は、T同志を迎える大拍手で始まった。
 適用法令を並べるだけの小畑和彦裁判官に対し、西村正治弁護士が求釈明に立った。逮捕令状で被疑者について「革命的共産主義者同盟の活動家であるが......」とあることを指摘し、「これこそ本件が政治的デッチあげ事件であり、この弾圧の政治的意図を自ら暴露するものだ」と断じ、「これこそ共謀罪の先取りだ」と怒りを込めて弾劾した。
 さらに、「被疑事実自体が疑わしく、デッチあげ逮捕の常套(じょうとう)手段として実際にはもっと裏があると疑わざるを得ないが、仮に被疑者が偽名でホテルに宿泊したとしても、旅館業法12条が『拘留又は科料』であるのに対し、刑法159条私文書偽造は『3月以上5年以下の懲役』と重罪となっている。逮捕するために有印私文書偽造をデッチあげたものであり、勾留請求は却下されなければならない」と鋭く追及した。実際に逮捕以来、T同志に対する取り調べはほとんど皆無なのだ。
 「ただちに釈放しろ!」「デッチあげをやめろ!」----法廷に怒りの声が充満し、退廷するT同志に激励の声、大きな拍手が送られた。
 裁判後、記者会見に臨んだ西村弁護士は、この事件が政治的意図に貫かれた弾圧であり、安倍政権が狙う共謀罪の先取りであることを強調した。記者からも「広島の家宅捜索もこの容疑で行われたのですか」などの質問があり、公安警察による事件デッチあげの「常套手段」に驚きの声が上がった。(写真
 6月7日、T同志とともに公務執行妨害容疑で勾留されていたもう一人の同志は71年11・14渋谷暴動事件の大坂正明同志だとして再逮捕した。T同志も大坂正明同志の「犯人蔵匿」容疑で再逮捕された。徹底弾劾するとともに、この大弾圧を粉砕し尽くすことを宣言する。