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月刊『国際労働運動』48頁(0463号05面01)(2015/04/01)


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●UTLAがストに向けて大集会



 2月26日、ロサンゼルス統一教組(UTLA)はロサンゼルス市内のグランド・パークを埋め尽くす1万5000人の大集会を開催した(写真①②)。新協約交渉が行き詰まり、いよいよストライキに突入する総決起集会としてもたれたこの大集会には、勤務中の組合員がいるにもかかわらず、全組合員3万1000人の約半分が結集し、保護者、学生、地域住民とともに歴史的ストライキに決起する決意を固めた。

●アメリカで石油労働者がストライキ



 2月1日、全米鉄鋼労組に所属する石油精製業の労働者3万人が1980年以来35年ぶりの大ストライキに突入した。各職場では順次ストに突入し(写真③④)、3月初め現在で6000人がストに入っている。200以上の精油所、石油化学工場、パイプラインで働く労働者のストライキは米経済に重大な影響を与える。ストライキ労働者の多数は非正規職だ。労働者たちはこの間安全対策が軽視され、大事故が頻発していることに対し、ついに自分の命を守るために、組合指導部の制動を突破して歴史的ストライキに突入したのだ。

●広州シチズン工場で解雇撤回要求してスト



 2月5日、広東州広州市にある日系シチズン工場で、会社側は突然会社の閉鎖を発表し、1000人近くの労働者の解雇を一方的に通告してきた。これに対し、全労働者が午後からストライキに突入した。会社側は警官隊を導入し、3人の労働者を逮捕し、数名の労働者にケガを負わせたが、労働者たちは弾圧に屈せずストライキを継続した(写真⑤⑥)。

●イランの教育労働者の闘い



 イランでは政府による厳しい弾圧にもかかわらず、全国の教育労働者が賃金や労働条件の改善を求めて闘いに決起している。2月22日には、インターネットなどを通じて呼びかけられた一日ストライキにテヘラン、ケルマンシャー、ファルス、ホラサン、クルディスタン、ギーランなどで教育労働者が参加した(写真⑦)。3月1日には全国各地の教育省の地方事務所の前で沈黙抗議闘争が行われた(写真⑧)。2月には6000人の教育労働者が賃上げを要求する署名簿を議会に提出して闘った。