3・21 新基地阻止へ3900人 ボーリング調査強行を撃つ

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月刊『国際労働運動』48頁(0464号03面05)(2015/05/01)


3・21 新基地阻止へ3900人
 ボーリング調査強行を撃つ

(写真 大浦湾でのボーリング調査強行に対し「辺野古に新基地はいらない」と怒りに燃えて大結集【3月21日 名護市瀬嵩】)

(写真 大浦湾でのボーリング調査強行に対し「辺野古に新基地はいらない」と怒りに燃えて大結集【3月21日 名護市瀬嵩】)


 3月21日、「止めよう辺野古新基地建設! 美(ちゅ)ら海を守ろう! 県民集会・海上行動」(主催 止めようへ辺野古新基地建設実行委員会)が名護市の大浦湾に面する瀬嵩(せだけ)の浜で3600人の大結集で開催された。
 12日から再開されたボーリング調査に対し、沖縄の労働者階級の怒りがさらに大きく燃え広がった。実行委員会は4月28日に現地集会、5月17日に那覇市での1万人県民大会の開催を発表した。4・28~5・15沖縄闘争が安倍政権の辺野古新基地建設強行と安保関連法制国会と激突する構図が確定した。
 21日は、集会開始の1時間以上前から大型バスが沖縄全島から次々と結集し、集会参加者は集会が始まる午後1時を過ぎてもとぎれることはなかった。
 瀬嵩の浜から見える大浦湾にはオレンジ色のフロートと海上保安庁の船舶・ボートが並び、その奥でボーリングを強行しているスパット台船と、集会参加者が対峙する構図となった。怒りのシュプレヒコールが繰り返された。
 集会では開催地代表として「二見以北住民の会」の会長が「この美しい大浦湾に100年、200年耐用の基地は似合わない」と安倍政権の工事強行を弾劾した。「若者たちからのメッセージ」として4人の青年・学生が壇上に立った。名桜大学の女子学生は、「私の子や孫の世代まで基地を残したくない」と語り、宜野湾出身の男子学生は「世界中で辺野古に新基地はいらないという声をあげ続けていこう」と呼びかけた。
 沖縄労組交流センターと日本IBM・ビジネスサービス(IJBS)労組は、IJBS支援共闘ニュースと星野絵画展のビラを手渡した。ビラを見て「星野さんね」と話す人も多く、星野文昭さんの闘いは沖縄の労働者階級人民によく知られている。絵画展の成功へ多数のカンパも寄せられた。
 辺野古新基地建設を阻止し、すべての基地撤去へ! 「基地の島」「非正規職の島」を国際連帯の島へ、4・28~5・15沖縄闘争へ。