214号ー革共同第29回全国委員会総会報告・決定集

【内容紹介】

●革共同29全総報告・決定集

『共産主義者』214号では、革命的共産主義者同盟第29回全国委員会総会における報告・決定がすべて掲載されています。

8月末に開催された革共同第29回全国委員会総会は、8回大会路線の貫徹として闘いぬかれた半年を総括し、9月安倍国葬粉砕闘争の爆発から11月労働者集会に向かう今秋決戦を準備しました。今号は29全総報告・決定集として政治局報告の全文を掲載しました。
 掲載にあたり総会当日の補足も含め加筆・編集しています。8回大会とその実践的深化を踏まえ、反帝国主義・反スターリン主義綱領からウクライナ戦争、中国侵略戦争の本質と反戦闘争を闘う労働者階級の立場を一層鮮明にしています。
 米帝を中心とする帝国主義がスターリン主義の本国に戦争を仕掛けるに至っている「現在の情勢の重要な特徴」についての清水丈夫議長の提起、戦時下に階級的労働運動を貫く実践的格闘と綱領的確立への闘いを呼びかけた中央労働者組織委員会議長の松丘静司同志の提起、総会決議も掲載しています。

●革的共同議長・清水丈夫著「レーニン『第二インタナショナルの崩壊』徹底学習ノート」

 今号の最大の企画は、清水議長の「レーニン『第二インタナショナルの崩壊』徹底学習ノート」です。「バーゼル宣言」についてのノートとあわせ113㌻に及ぶ労作となっています。ウクライナ戦争―中国侵略戦争として爆発しようとしている「21世紀現代における帝国主義戦争」の突入過程において、世界初の帝国主義戦争と当時の社会主義政党指導部の裏切りに直面したレーニンの格闘に今こそ肉薄し、実践的に学ぶときです。清水同志は「第二インターの崩壊」におけるレーニンの革命的提起・理論・組織論の全体を対象化し、文字どおり「徹底学習」しています。レーニンが論じている内容は「現在進行中の世界戦争の下での階級闘争推進上の諸問題とあまりにも類似している」(「ノート」より)。私たちはそこから、革命的宣伝・扇動、革命的行動、革命的組織の組織化に向けた多大な教訓と導きの糸をつかむことができるはずです。

 これと一体のものとして、2022年『前進』夏季アピールも収録しています。