2008年3月31日

動労西日本がスト

週刊『前進』06頁(2337号2面2)(2008/03/31)
動労西日本がスト
 五日市駅と吹田機関区で

 動労西日本は、動労総連合の08春闘総行動の一環として、3月20日と22日の2波のストライキに決起した。
 第1波ストは20日、広島・五日市駅を拠点に闘われた。12日の団交で動労西日本は、尼崎事故を徹底弾劾し、事故責任の労働者への転嫁を許さず、「魔のカーブ」と言われる事故現場の線路の敷き直しを真っ向から要求した。また五日市駅については、「駅こそ運転保安の要」と訴え、要員の確保を要求してきた。JR西日本は何十人もの職制を動員して圧殺を図ったが、ストは敢然と打ち抜かれた。夕方のスト突入集会には50人の地域の闘う仲間が結集した。
 第2波ストは22日、大阪・吹田機関区を拠点に闘われた。17日のJR貨物関西支社との団交で、動労西日本は「本人同意なき休日出勤の強制、特別休日の買い上げを直ちにやめよ。重大事故が起きてからでは遅い」と要求した。だが会社は「就業規則、36協定があるから本人同意は必要ない」と居直った。会社は「欠員だから休日出勤を命じている」と言う。要員増の要求にも応じず、欠員状態を解消できないなら業務量を減らすしかない。動労西日本は職制による圧殺体制を打ち破ってストを打ち抜いた。
 2波のストは、①反合理化・運転保安確立、②大幅賃上げ獲得、③組織拡大を柱に闘われた。ストライキは労働者階級の闘いの武器だ。3・16の闘いを引き継ぎ、「労働運動の力で革命をやろう」の旗を高く掲げて前進しよう。
 (投稿/KM)