2008年4月 7日

4・27法大裁判 6月ストライキを宣言

週刊『前進』08頁(2338号8面2)(2008/04/07)

4・27法大裁判 6月ストライキを宣言
 退学処分者が大演説で圧倒

 3月28日、東京地裁刑事第18部(福崎伸一郎裁判長)において、4・27法大弾圧裁判の第14回公判が開かれた。今回は退学処分者・内山佳久君の証人尋問だ。学生側としては初めての証人である。
 内山君は3時間近くにわたる証言で、自分の法大での全人生をかけ、法大当局の学生支配のあり方を全面的に暴露、徹底的に断罪し、全学ストライキで法大を法大生の手に奪還することを宣言した。傍聴席の学生も一体となり、法廷は集会場のようになった。
 内山君はまず、自分が入学した90年代の法大では学生自治会など多くの学生団体が存在し、立て看板もビラも自由に出せ、学生部に対する抗議行動なども当然のこととして行われていたと証言した。大学の「秩序」を乱したのは、安東や平林の方だ。
 続いて06年3・14法大弾圧とその後の処分を断罪し、これに対する学生の闘いの正義性を、怒りと展望を持って証言した。内山君を始めとした被処分者は逮捕や処分に一歩も引かず、キャンパスで闘い続けてきた。そのことによって法大当局の悪行が次々暴かれ、すべての法大生が3・14法大弾圧と処分に怒りを持ち、続々と決起していったのだ。内山君の証言は「抗議しているのはほんの数人」という安東前学生部長の証言をこっぱみじんに粉砕した。
 休憩後、4・27当日の状況に移った。内山君は自身への暴力的排除について「新たな弾圧を引き出すと思い、実力抵抗は自制していた」が、「激しい屈辱感と怒りを感じた」「自分が被告の新井君、友部君のようになってもおかしくなかった」と証言した。何よりこの暴力が法大キャンパスで行われたことに怒りを爆発させた。「私たち被処分者を人間扱いしない法大当局は、労働者を人間扱いしない資本とまったく同じだ!」「私たちは無抵抗な存在ではない。暴行までデッチあげるならば、学生も黙っていない。団結した暴力というものを見せてやる! 実力で法大を奪還する!」と言い切った。「そうだ!」という声が法廷に響き渡った。追いつめられた福崎裁判長や高橋俊介検事が内山君の証言を妨害しようとするが、内山君の怒りの証言がこれらを圧倒した。
 さらに内山君は「このような許し難い現実を必ずひっくり返す。そのためには学生や労働者との団結を強化・拡大することが唯一の道だとつかんで闘ってきた。団結や仲間の重要性をあらためて実感した。その意味では『弾圧ありがとう』と言いたい」「革命の時代が来た。法大当局や、あなたたち国家権力が倒される時代が来た。法大生は6月ストライキで法大を学生の手に奪還する」と宣言して証言を終えた。傍聴席からは鳴りやまない拍手! 福崎裁判長は退廷命令を連発。それほどすばらしい証言であり、演説だった!
 法廷は法大当局や国家権力が裁かれる場であり、学生が団結する場だ。次回公判は4月22日。大結集し、団結しよう!