2008年4月 7日

団結ひろば 投稿コーナー2338号

週刊『前進』08頁(2338号8面1)(2008/04/07)

団結ひろば 投稿コーナー
 

 第1章 3・16不当逮捕の4人を取り戻そうと街宣 ちば合同労組 今井直樹

 3月22日千葉駅、23日船橋で、3・16イラク反戦デモで逮捕された4人の労働者を奪還しようと署名を集めました。船橋は、星野文昭さん(71年渋谷闘争でデッチあげ無期懲役、獄中33年)の絵画展を開催中のビルが面しているスクランブル交差点で街宣。次々とマイクを握り「動労千葉のようにストで闘おう」と呼びかけました。
 「デモで逮捕? ひどいですね。署名します」という労働者。ある女性は家族全員の分も署名して、「1万円札しかないから」とわざわざコンビ二で両替してカンパ。中学生も「戦争反対で逮捕は許せない」と1000円カンパしてくれた。
 声をかければ、必ず「なぜ逮捕されたんですか?」と返ってくる。「デモは最も力ある呼びかけです。だから国家権力が弾圧したのです。労働者が立ち上がれば戦争は止められる」「職場で団結して闘うことが戦争反対そのものです」と訴えるチャンスです。労働者を裏切る御用組合を弾劾するチャンスです。
 この日最初に署名してくれた人は、自分も71年渋谷闘争で逮捕されたという労働者でした。「自分が星野さんだったかもしれない」と。そうです。今回逮捕された4人も、星野さんが訴え続けてきた「米軍基地撤去=沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」の闘いの正義性を鮮やかによみがえらせています。
 逮捕された4人の労働者は私たちの誇り。奪還された4人とともにさらに団結を拡大しよう。

 第2章 3・16デモをやりぬきマル青労同に加盟! 東海・青年労働者 熊田 亘

 名古屋で3・16闘争をやることについて、最初はどうなることか見当が付きませんでした。でも金山の街宣を6回行い、4000枚のビラを配りました。前日には警官が10人くらいで妨害。周りのミュージシャンに「市民の広場を団結して守ろう」と呼びかけると、ワーッと盛り上がりました。「労働運動の力で革命やろう」という私たちの訴えがすごく届いている実感を持ちました。
 集会では活気とパワーをいっぱい感じました。基調報告で大阪府の自治体労働者がファシスト橋下知事に「職員と府民の分断だ」と突きつけたことが報告され、感動しました。デモも、一人ひとりがこの世の中を切り開くようなパワーで、街頭の雰囲気も一変しました。 交流会でも「労働組合の力で革命をやろう。これまでのあり方ではだめだ!」などと、力強い発言が続きました。
 私の職場でも、安全の問題が一人ひとりの労働者に押し付けられいます。最近、会社から「整理整頓しましょう」と警告されました。ただでさえ「生産を上げろ」「手を速く動かせ」と言われている中で、整理整頓する暇なんてありません。
 私はマルクス主義青年労働者同盟に結集しました。労働者の団結と力で資本主義を打倒するためにです!

 第3章 北富士演習場撤去を求め県知事申し入れ 山梨 谷口和也

 とめよう戦争への道!百万人署名運動・山梨連絡会、北富士現地闘争本部など5団体が3月25日、3月31日に期限が切れる北富士演習場第7次使用協定を更新しないこと、富士山から軍事基地をなくすことを求めて、山梨県知事に申し入れを行いました。
 山梨県庁2階の北富士演習場対策課を訪れ、申入書を読み上げました。申入書は、米軍や自衛隊の暴挙を主に2点、弾劾しています。1点目は04年春、自衛隊が北富士演習場にイラク派遣部隊の大規模な訓練施設を建設し、イラク人民を仮想敵とする虐殺訓練を行ったことです。これは地元住民の入会権を侵害し、演習場使用協定にも違反する重大な問題です。
 2点目は、「沖縄県民の負担軽減」を口実に本土の演習場で分散実施されてきた米海兵隊の実弾演習が、当初の長距離砲に限定した演習から、小火器の実弾演習を含むすべての演習に06年から拡大されたことです。米軍再編の一環であり、北富士を含む本土の演習場を沖縄と一体化し、朝鮮・イラクへの出撃基地にする攻撃です。
 北富士演習場の広大な土地の半分は山梨県有地です。北富士から演習場を撤去する闘いは、入会農民の生活をかけた闘いであるとともに、戦争と民営化攻撃に立ち向かう労働者階級の闘いです。
 続いてJR甲府駅前で、演習場撤去の決意を込めて、山梨県に申し入れを行ったことを知らせるビラを配りました。約30分で350枚以上のビラが配布できました。

 第4章 第8期党学校で マルクス主義は革命の実践の生きた武器 関東 杉山大輔

 07年度は「党の革命」を経て、真のプロレタリア革命の党、単一の革命党として革共同をつくり上げていくものとして、塩川一派や与田派残党との激しい党内闘争、党派闘争が闘いぬかれてきた。第8期党学校は、この闘いと一体のものとしてかちとられた。
 何よりも学生の同志たちが「党学校そのものが団結の場であるべきだ」という強い立場で、党学校の変革のために決起した。そういう意味では講師陣も参加者一人ひとりも、厳しい突きつけと緊張感の中で党学校に参加した。しかしだからこそ1年をつうじて実りの多い党学校になったのだと確信している。
 私が党学校で得たことの核心は、マルクス主義を革命の実践の生きた武器として取り戻すということに尽きる。
 世界のブルジョアジーがこぞって「新自由主義だ」「規制緩和だ」「グローバリズムだ」とまくし立てている。日本の青年労働者は「ロストジェネレーション」「ワーキングプア」にたたき落とされ、「労働力の再生産」さえできなくなっている。それはマルクスやレーニンが対決したのと同じ資本主義・帝国主義の本性だ。
 問われているのは、労働者階級を食わせていくことができなくなった最末期帝国主義の危機に対して、労働者階級が今現在の実践的課題としてプロレタリア革命を取り戻すことだ。自己と党の中に労働者階級の自己解放闘争としてのマルクス主義を再構築することだ。答えはやはりマルクス・レーニンの中にあると確信することができた。
 革命を求めてやまない青年労働者の自己解放の党として革共同をつくり出していこう。わが地区でも青年を中心にした労働学校を開始した。1年間、党学校で学んだことを遺憾なく発揮していこうと思う。

 第5章 第8期党学校で キーワードは「労働者として団結しよう!」 東京・東部 島田聡史

 党学校は、講師との対話のみならず、そこに参加した若者との対話の学習会であった。
 率直に言って、今の学生活動家が『共産党宣言』を始めいくつもの古典をどん欲に身につけようとしていることを見て、実に感動的だった。それは、自分自身がマルクスやエンゲルス、レーニンになりかわって学生や労働者を必死に獲得し「ともに革命を起こして解放されよう!」と呼びかける第一の実践だった。しかもただ一点、「労働者階級として一緒に団結しよう!」という単純で崇高なキーワードで誰もがすぐオルグの担い手になれるという確かな魅力を持っていた。手本にすべき動労千葉という労働者の生きた階級的実践もあった。まさに今の学生・青年労働者運動は学習・実践・弾圧粉砕で団結している。そして労働者階級の団結拡大の先陣を切り開いている。
 『共産党宣言』はマルクス30歳、エンゲルス28歳での起草である。同世代の学生・青年労働者が自分の『宣言』として語ることはまったく当然だ。
 労働者はますます「機械の付属物」「労働用具」に落とし込められるが、団結さえあれば差別分断をのりこえプロレタリア独裁、世界革命、共産主義を切り開くことはまったく可能だ。「団結した万国の労働者」こそ帝国主義と階級社会に引導を渡すのだ。